KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

オンライン授業はこれからどうなるか

2020年9月30日(水)

グッバイ・セプテンバー、9月も終わりですね。

今月を振り返ってみると、
オンライン授業をテーマにしたFD研修の依頼がかなり入ってきました。
秋学期も多くの科目がオンライン開講になる大学が多いので、
このニーズはしばらく続きそうです。

オンライン授業については、その質そのものが低いとか、学生同士の交流がないとか、
回線トラブルがあるとか、否定的なニュースが多いですね。
確かにそういう面はあるとは思いますが、全体としてはどうなんでしょうか。

オンデマンド形式で始まっている私の授業の受講生に
春学期のオンライン授業の感想を、BBS投稿の練習として書いてもらっています。
その多くの感想は非常に冷静で、むしろオンライン授業の利点をあげるケースが多いです。

通学時間がなくなったので、1, 2限の授業も遅刻しなくなったとか、リアルです。
ただ、試験の代わりにレポートを出す科目が多かったので、それは重荷だったようです。

あとは、学生同士の交流や出会い、友達作りをどうするか、というところですね。
これも、ゼミをはじめとして少人数の授業は対面に戻す方向になっています。
新入生の段階で、基礎ゼミ的な少人数授業を対面で実施することで解決できそうです。
あとは、サークル活動をいつ再開できるかということですね。

そうすると、何百人という大規模な授業はオンライン化する方が合理的だ
ということもコンセンサスが取れてくるでしょう。
コロナ後の大学は確実に変わると思いますし、
変わらない大学は生き残れないと思っています。

では、良い一日を!

…………
ちはる塾メールマガジン(発行者:向後千春)

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