KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

硬いものを柔らかくするトレーニングは難しい

2020年12月29日(火)

こんにちは! 向後です。
今年最後のテニスをしました。テニス納めです。
コロナ禍でも、野外ででき、ソーシャルディスタンスを取りやすいスポーツとして
テニスやゴルフは人気があるようです。

私も8月のステント手術の療養後、10月からテニスを再開して今に至ります。
継続してマーチンコーチのもとでレッスンを受けています。
しかし、やっている割にはなかなか上手くならないし、一種のプラトー状態でした。
プラトー(高原の意味)とは、成長が停滞することです。

その理由はわかっていて、要するに「スイングが硬すぎる」ということです。
ずっと、コーチから言われ続けていることです。
力が入りすぎていて、それでスイングスピードが上がらないのです。

しかし、硬すぎるものを柔らかくするというのは実は難しいのです。
(特に中高年は)
がんばればがんばるほど、硬くなってしまうという悪循環が起こるからです。
ふっと力を抜いて、パーンと打つ。上手い人はそうします。
しかし、その境地に至っていない人は、がんばりすぎるので、
力が入り、その結果、ラケットがうまく回らず気持ちよく打てないのです。

力を抜いて準備し、直前までしなやかに構え、打つ瞬間だけグリップを握る。
この感覚が身体でわかった人は、次のレベルに行けます。
今年はこの感覚がわかってきたような気がするのです。
何がきっかけだったのか、よくわからないのですが。

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考えてみれば、テニスに限らず、あらゆることで「柔らかくする」ということは
重要なトレーニングであるような気がします。
特に、身体も、頭も硬くなっている中高年にとっては課題です。
しかし、書いたように、硬いものを柔らかくするトレーニングは難しいです。
ここらへんは次世代インストラクショナルデザインのテーマですね。

では、皆さんも良い年末を!

…………
ちはる塾メールマガジン(発行者:向後千春)

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