KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【ブログ】引退したあとにゼミをやりますか?:「種まきゼミ」

2022年10月17日(月)

先日の大学院ゼミで「向後先生は引退したあとにもゼミを開きますか」という話題が出ました。以前に、noteのブログで「諸国漫遊ゼミ」を開きたいと書いていましたので、「たぶんやるんじゃないかな」と答えました。

https://note.com/kogolab/n/n3a4fe9f90291

> 大学でのゼミはできなくなるわけですけれども、逆にそれは「自由にゼミが開ける」ということでもあります。大学じゃなくてもゼミはできるわけです。それを「研究会」や「勉強会」と呼んでもいいでしょう。しかし「ゼミ」と呼ぶことで何か特別なものが付与される感じがします。それは探究心の方向性がそろったメンバーということになるでしょう。

> ゼミを開く場所はどこにしましょうか。どこか決まった場所があればいいですけれども、水戸黄門のように呼ばれるままに諸国漫遊するのもいいかな(実際の光圀は漫遊しなかったそうですけど)。今はZoomがあるので、どこでゼミを開いても各地からオンラインで参加できますね。

引退すると、もう研究のフィールドはなくなります。私の研究はこれまで自分の授業をフィールドにしてきました。ですので、もう新しい研究はしないと思います。しかし、「研究のネタ」的なアイデアはいまでもどんどんわいてくるので、それを提供することはできるのではないかと思っています。現場やフィールドを持っている人、その人たちに種を蒔く。もちろん、変なタネもありますよ。というか、8割方は実のならないタネなのではないでしょうか。それが研究です。

そして、その研究のアドバイスもできると思います。そのために「諸国漫遊ゼミ」という形で、志のある人たちと一緒に議論していきたいなと思っています。「諸国漫遊ゼミ」という名称はちょっとアレなので、「種まきゼミ」という名前にしておこうかな。タネをまくためのゼミ。それを育てて収穫するのは参加者自身ということになります。