KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【ブログ】高松市から丸亀市に遠征:学びには悩みが必要

2022年10月31日(月)

10月26日(水)から高松市から丸亀市へ2泊3日の遠征をしてきました。特に目的のないフリースタイル歩き遍路をしてきます。なぜ丸亀なのかの理由はありません。そういえば香川県のお寺を全然回っていないなと気づいたことと、丸亀市のあたりにお寺がたくさんあることをGoogle Mapを見ていて発見したことです。

## ジェットスターで成田空港から高松空港へ:LCCはゲーム感覚

今回はちょっと実験をしています。成田空港7:40発のジェットスターで高松に飛びます。この早朝便に乗るためには、所沢から電車では間に合いません。また、所沢〜成田空港のリムジンバスもまだ運休中です。そのため、自宅から自動車で成田空港まで行き、近くのコインパーキングにとめて、飛行機に乗ろうという計画です。コインパーキングは24時間で600円前後です。

自宅から成田空港までは高速道路を使って2時間みておけば大丈夫です。安全をとって早朝4時発としました。早起きの私でも1時間起床時間が早いです。通常は目覚ましをかけないのですが、今回はかけました。

(写真)朝一番のジェットスター

ということでぶじ高松空港に飛ぶことができました。ジェットスターの運賃は格安です。しかし、所沢〜成田の高速代とガソリン代で片道4,000円かかっていますし、パーキング代もかかりますので、トータルで微妙に安いところに落ち着きます。

私はLCCを使うのは「ひとつのゲーム」だと考えていますので、それでいいのです。手荷物を7kgにどうやってまとめるかという仕事もゲームの一部なのです。これを楽しめる人がLCCを使うのです。

## 栗林公園はとても良かった

高松市から丸亀市に移動する前に、栗林公園をまわりました。ここはとても広くて、それにもかかわらず歩いていて飽きることがありませんでした。

特に松がいたるところに植えてあり、それがみごとでした。あとで調べてみると、高松盆栽としても歴史があるとのことです。鉄道で丸亀に行く途中で、鬼無(きなし)という駅がありました。ここも盆栽で有名です。たくさんの盆栽を作っているところが車窓から見えました。

(写真)松がみごと

(写真)掬月亭(きくげつてい)で抹茶をいただいてからくつろぐ

## 第5回アドラーカフェ@丸亀は参加者2人で成立

鉄道で高松から丸亀に移動して、夜に第5回アドラーカフェを開催しました。今回は、eスクール1年の川本さんと徳島から梅ちゃんが来てくれて、無事成立しました。これでアドラーカフェ成立は4勝1敗です。いい成績といえましょう。

(写真)骨付鳥を食べる3人

丸亀市は「骨付鳥」の発祥の地ということで、これを食べながら話しをしました。骨付鳥は2種類あって、親鳥と若鳥です。私は親鳥を食べたのですが、これは噛み切れないほど弾力があります。そもそも肉を骨から剥がすときにハサミを使うところから推してしるべしです。食べ応えがありますので、これひとつとビールでいける感じでした。

小樽には「若鶏半身揚げ」というのがあって、それを一瞬思い出しました。しかし、骨付鳥はこれとはまったく違うものです。どちらも好きになりました。

## 学びには悩みが必要、悩むからこそ学ぶ

さて、いろいろな話題ではなしが弾みました。その中でもハイライトは、「学びには悩みが必要 悩むからこそ学ぶ」という話題でした。何かを知りたい、学びたいという原動力には、何かに悩んでいることがあるのじゃないかという仮説です。逆にいえば、悩みのない人って学ぼうという気が起こらないんじゃないかということです。

もちろん、資格を取るため、キャリアアップのために何かを学ぶということはあるわけですけれども、それは「勉強」という部類に入るもので、ここでいう根源的な学びとは性質が違うように思います。それをどちらも「学ぶ」ということでまとめてしまうと、重要な視点を取り逃がすような気がします。

この話題は、インスタで梅ちゃんも書いていますので、ご参照ください。

https://www.instagram.com/p/CkLRsDypkfZ/

ここから「じつは悩む力って必要だよね」ということになります。悩むことをネガティブなこととしてとらえると、それを避けるようになります。日常生活の中で互いに傷つかないように、互いに衝突しないようにすることで、悩みを避けることができます。私たちはそんなふうに人間関係を調節しています。

でも、そうしつづけることで悩むことを忘れているのかもしれません。あるいは、悩むことを避けている。しかし、それは同時に、悩みを原動力とした学びもまた取り逃している可能性があるのです。

そういえば、こんな本があることを思い出しました。

頼藤和寛『正しく悩む―自分でできる心理療法』(ラッコブックス, 2000)
https://www.amazon.co.jp/dp/4104410012?tag=chiharunosite-22