13回目のアドラー心理学研究会は,カップルカウンセリングについての話題でした.6人が参加してくれました.イヴォンヌ・シューラーの講演録「カップルカウンセリングの技法」(『アドレリアン』Vol.24, No.1, 20-28)を読みながら,議論しました.
カップルカウンセリングって日本ではあまりないよね.あるのは,離婚カウンセリングで,こじれたあとは,家庭裁判所の調停になってしまう.離婚寸前までこじれる前に,その関係を良くする機会が必要なんじゃないか.たとえそういう機会があっても男性がカウンセリングに行くことに対して抵抗するので,訪問カップルカウンセリングなんかがいいかもしれない.
といったような話をしました.
それから,上記のイヴォンヌ・シューラーが実際にやっているカップルカウンセリングの技法の紹介(背中合わせで相手の嫌なところを話すとか)や,野田先生の「夫婦がうまく行くための3箇条=遊ぶ・仕事の共有・話し合う」の話が提供されました.