KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

1999-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウィンドウの大きさとページデザイン

昨日、ページデザインがきわだって美しい例として、オンライン版「本とコンピュータ*」を取り上げた。その秘密のひとつはページの左側約1/3を空白にしていることだ。ここに簡単なイラストや似顔絵がはいることもあるが、基本的には空白になっており、これが…

本を作る人のWebページデザイン/ハイテク筆記者

「bit」誌の1999年4月号にふたつ面白い記事を見つけた。 ひとつは「本の電子化を考える」というインタビュー記事で、Web版「本とコンピュータ◆」を発行しているという話。このページを見ると、実にページのデザインが美しい。本を作っている人がWebページの…

微分系音楽談義

nackyさんのがくもんにっきで先日書いてみたハウス/テクノ音楽のことが詳しく解説されていた。いやぁ、書いてみるものだなあ。これで一気にツウになってしまったね。ドラムンベース、なんのその。 nackyさんは、私とハウス/テクノの取り合わせが意外、と鋭…

「愛の貧乏脱出大作戦」その後のチェック

テレビ東京でやっている「愛の貧乏脱出大作戦」については以前の日記で取り上げた。涙を流して修行し直した末、自分も生まれ変わって、店も新装開店して、お客さんがたくさん来て、というところで番組は終わる。さて、その後何ヶ月かたったら、その店はどう…

ハウス・テクノという微分音楽

スカイパーフェクTVと契約してから番組を楽しんでいる私であるが、もっぱらお世話になっているのは、H系番組とデジタルラジオ(スターデジオ)である。特にデジタルラジオは100近くのチャンネルがあり、さまざまなジャンルの音楽を流している。私はそれをVHS…

タロットをひいて卒業メッセージ

昨日は卒業式だった。正式には学位授与式というらしい。これで卒業生を送り出すのは9回目になる。教育学部は女性が多いので会場は華やいだものになる。最近ははかま姿の方が圧倒的に多い。それについで振り袖、そしてスーツの順である。個人的には振り袖が…

カウンターというささやかな楽しみ

ホームページのカウンターはホームページ作者にとっては動機づけである。「あ、読まれているんだ」という小さな満足は、自分のページをますます面白いものにしようという動機づけになる。 (…)カウンターの数字は読者がいるよということのさりげない痕跡だ…

日記にタイトルをつけることの効果

研究室のゼミ生にはWeb日記を書くようにと強く指導している。ほとんど押しつけている。でも書いてくれるゼミ生が多いのでうれしい。Web日記のスタイルは人によりさまざまだが、毎日の日記にタイトルをつけるかつけないかということは話題になる。またタイト…

何かを証明するために生きる子供

昨日(99.3.22)テレビでNHKスペシャル「理由なき不登校」を見た。「中学生日記」に出演する現役の中学生(不登校生を含む)を集めて、話を聞くという番組だった。ここに集められた中学生そのものがある程度スクリーニングされているのかもしれないが、本音…

道田泰司・宮元博章・秋月りす(漫画)『クリティカル進化論』

クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法作者: 道田泰司,宮元博章,秋月りす出版社/メーカー: 北大路書房発売日: 1999/04メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 73回この商品を含むブログ (32件) を見る ものごとを単純に決めつけたくなる…

ダブルスという楽しみと分離不可能性

テニスでもバドミントンでも、シングルスとダブルスという試合形式がある。この二つの形式はまったくといっていいほど違うものだ。いや、ここでは試合のやり方とかそういう違いのことを話題にしたいのではなく、シングルスとダブルスをやっているときの心理…

だんご3兄弟のバックが気になるのだ

リクエストがたくさんあるのだろう。NHKの子供番組は「だんご3兄弟」を流し続けてくれている。ああ、耳の奥に残るメロディーと歌詞。たまらん。 ところで、私が気になるのは主役の「だんご3兄弟」ではなくて、その後ろで踊っているチープな3人組である。…

名前のない世界

昼休み時間に体育館でバドミントンをやっている。よほどの用事がなければいそいそと出かけていく。バドミントンは効率のいいスポーツだ。1時間弱でもシャトルを追いかけていると汗びっしょりになる。今日は暖かい日和でテニスには絶好だったのだが、バドミ…

私のインターネット・サバイバル術

私の仕事は一日中パソコンを触っている類のものだ。一番よく使うアプリケーションは何かといえばやはりWebブラウザ(Netscape Navigator)だろう。その次がメーラー(Eudora Pro)。で、その次がWebページ作成ソフト(ホームページPro)あたりか。 私の研究…

子供の「勉強離れ」への対抗手段

朝日新聞(99.2.12)に「子供の「勉強離れ」---学ぶ意味問い直すとき」というコラムが載っている。私の99.1.19の日記で、高校生は勉強しなくなっているということを取り上げたが、それが中学校でも小学校でも目立つ現象になっているらしい。一握りの勉強をす…

娘が初めて立った日

娘が初めてパパと言った日は去年の11月30日であったことを、Web日記は記録している。そして、昨日は初めて何もつかまらないで立った日である。 暖かかったので、靴下を脱がせておいたら、ひとりで立ってしまった。立つたびに父と母は拍手喝采である。娘も一…

「自分なりに」の意味---NHK「教育トゥデイ」を見て

NHK教育の番組「教育トゥデイ」を見た(99.3.13午後10:15-11:00)。テーマは総合的な学習と情報教育ということで、コメンテーターとして静岡大学情報学部の永野和男さんが出ていた。 いつも感じるが、実践の中で教師がどういうふうに考え行動しているかがよ…

教育は不平等である

その先生は「教育は不平等だ」と言うのね。 それはまた大胆な発言だなあ。教育を仕事にしている人にしては。 現実問題として、教育は不平等だと。 ふむ。 そんなことは学校でどの先生に習うかを見れば明らかだと。 なるほど。確かにどういう先生に習うかでず…

きのくに子どもの村学園から学ぶこと

「きのくに」の授業の特徴を乱暴に言ってしまえば、「木工、出版、体験学習」である。木工は小学校の低学年からよく訓練されており、小学校を卒業するまでには中学校で使う自分の机を自分の手で作るのである。また、出版をプロジェクト授業の最後のまとめに…

きのくに子どもの村学園を訪問

和歌山県のきのくに子どもの村学園を見学した。研究者仲間三人と一緒に参加。この学園には小学校、中学校、高等専修学校があり、ニイルの思想を受け継いだ実践をしている。ニイルの考え方についてはまだ勉強をしていないので解説をしない。ここでは印象のみ…

「管理職でお腹の出ている人はいないよ」

その人は私のお腹を見ながら言った。「うちの会社の管理職でお腹の出ている人はいないですよ」 へ? 一体何が言いたいのかと思ったら、自分の体重も管理できないような人に、他人の管理はできないんだ、というようなことを言いたいらしい。なにそれ? 自分の…

学会費払い込みの季節

3月は学会費の払い込み時期である。会員になっている学会から一斉に請求書と振込用紙が届けられる。リストアップしてみると… 日本心理学会 教育心理学会 発達心理学会 認知科学会 行動分析学会 読書学会 教育工学会 教育システム情報学会 教育メディア学会 …

あやたろうさん二連発

以前「メールの返事が遅れててごめんなさい」(99.2.23)というタイトルで、謝らなければならないほどメールが来る人がいるのか、信じられん、ということを書いた。そしたら、私の日記の反響としては最高記録の一日二通ものメールが来たのである。それをご報…

ミスドは整理券を配るよう断固要求する

私は控えめな人間なので、誰かに何かを断固として要求するということはめったにない。ところが世の中には、自分のことは差し置いて、断固として要求ばかりを他人に押しつける人々が増えているようだ。「断固三兄弟」という歌まではやっているというではない…

子供はなぜボタンを押すのか

素朴な疑問である。子供はなぜボタンをみるやいなやそれを押しまくるのだろうか。 テレビ本体のボタンを押して、私が見ているのにチャンネルを変える。リモコンを見つければ、たくさんついているボタンをすべて押しまくってわけのわからないことになる。電気…

寝させてくれ

子どもは見ていてとても面白い。一歳と2ヶ月になる娘は毎日毎日新しい芸を仕込んでは、それをさりげなく披露して私を喜ばせてくれる。うちの奥様はどういう芸の仕込み方をしているのだろうか。とはいえ、芸を見せてくれる代償としての、お着替えやおむつ替…

オフミ報告は痛し痒し楽し

会った人についての印象を語るにも、どうしてもポジティブなことに偏ってしまって、なんか「成立まぎわで骨抜きにされる政治法案」みたいになってしまって。 「がくもんにっき」99.3.3より 「成立まぎわで骨抜きにされる政治法案」ね。うまい表現だなあ。そ…

本を売ることは書くよりも大変かも

本を書いて、出版して、それがたくさん売れて、その印税で暮らしていくことは、私にとってはかなり理想的な暮らしである。そんなことを漠然と思っていたが、現実はそれほど甘くない。 私がその一部を書いた本で、もうすぐ出版されるものが二冊ある。 一冊は…

史上最高の発明

朝日新聞の99.2.4に、www.edge.orgで「過去二千年で最も重要な発明発見は何か」という論争が行われているという記事を読んだ。このサイトにあたってみると、有名な科学者達がそれぞれの考えを披露していて面白い。私が特に興味を持ったのは次のような人たち…

田中一『さよなら古い講義』

さよなら古い講義―質問書方式による会話型教育への招待作者: 田中一出版社/メーカー: 北海道大学図書刊行会発売日: 1999/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 田中一「さよなら古い講義」(北海道大学図書刊行会、1999、1800円)を読んだ。…