KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

1998-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日記を書いてフロー状態にはいる

テニスの相方が風邪でできないので、仕方なく呉羽山に登っている。呉羽山というのは大学のすぐそばにある丘だ。丘に登って、頂上から街を眺めおろしながら昼食を取るという具合だ。往復で約1時間。 正直言って、あまり外には出掛けたくない。やりたいことは…

諏訪哲二『学校に金八先生はいらない』

学校に金八先生はいらない作者: 諏訪哲二出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 1998/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 今年の6月にNHKスペシャルで「学級崩壊」というドキュメンタリーが流され、小学校と中学校のケースをそれぞれ1回ずつ取り…

初めての日の日記と最後の日の遺書

ナナコさんの「にっきもど記」が終わってしまった。愛読者の一人だったのでとても残念だが、それをくだくだと書くつもりはない。そんなことではなく、最後の日記がとても素敵なのだ。さらりとしていて、優しくて、そしてポリシーがある。 最後の日に書くWeb…

良いタイトルをつける

きのうのNHK番組「クローズアップ現代」は本が売れないということを取り上げていた。一日に出版される新刊本は平均250冊(!)なんだそうだが、去年から二年連続で売上高は減少しそうだという。本の時代も頭打ちになってきているということか。市場が成熟し…

タイムプレッシャーが日記を書かせる

fukufukuさんがおもしろいアンケート結果を公表している。Web日記を書くのにどれくらいの時間がかかるかというものだ。30分以内と60分以内の選択肢に度数が集まっている。私は確か60分内というところに回答したはずだ。 パソコンに向かって入力しているのは…

科研費の申請書

きのうは、科研費の申請書の一部などというものを日記に載せてしまった。別に書くことがなかったらからというわけではなく、ふだん書いている事務的な文章を、こういう場に載せてみたときにどれほどの違和感が生ずるかということを確かめてみたかった。もし…

研究の背景と必要性

小学校から高校の教育現場では「学級崩壊」が問題になっている。クラスとしての一体感がなく、あるものは騒ぎ、あるものは出歩き、授業が成立しない。大学の授業もまた、私語と死語(無反応)の世界が支配する。こうした現象にはさまざまな原因が考えられる…

初めてのバッティングセンター

親類でバッティングセンターを開業した人がいるので、法事のついでに寄ってみた。こんな不景気に莫大な借金をしてそんなもん建てて大丈夫かいな。わざわざ金を払ってバットを振りに来る人なんかいるのかいな。と半分心配していたんだが、人はそこそこはいっ…

七回忌

父の七回忌のために東京の実家に来ている。もうそんなにたつのかという感じだ。 私がJICA(国際協力事業団)の一年間の仕事でタイ王国のへんぴな田舎に住んでいるときに、父は危篤になった。もうガンということはわかっていたのでびっくりすることはなかった…

趣味としての研究

平日日記の方で大学院のことを書いたら、予想外に反響があった。企業と大学の人材流通や社会人入学については考えるに値するトピックであると思うし、実際そう考えている読者が多かったのだろう。ここでは、オカダさんの出されたトピック「職としての研究と…

アメリカ日記の整理をしながら

先週も書いたが、去年のアメリカ滞在の日記を少しずつWebページに移している。元々はテキストエディタで書いてメールで知人に送っていたものだ。Webページに移しながら自然にその内容を読んでしまうわけだが、そのときに感じたこと、考えたこと、驚いたこと…

求む、大学院生

大学院を開設して、5年目になる。今、日本全国の大学では大学院の開設ラッシュが続いている。学生の数が頭打ちになり、大学進学率は高くなりつつある。大学が生き残るためには、四年間の学部だけでなく、そのあとの2年間の修士課程、それに続く博士課程を…

個人Webページは自分のオーガナイザ

個人が自分のWebページを開く理由は何だろうか? 「情報発信」といった言葉がその回答として持ち出されるけれども、ハズしていると思う。だいたい情報発信とは何だ? これほど空疎な言葉もないだろう。学校や教育界で実体のないままに流通しているジャーゴン…

ゲームとしての補助金申請

大学教員にとっては、今は研究補助金の申請書を書く時期である。正確には文部省の科学研究費補助金、略して科研費(かけんひ)という。種目によっていろいろな規模があるが、百万程度の課題から一千万以上の課題まである。大体の採択率は10%から20%代である…

日記をいつやめるか

他の人のWeb日記を読んでいると、思いがけなく「日記を一時中断します」とか「少し充電します」という休止宣言に出くわすことがある。あるいはまた、にゃにゃこさんのように1000アクセスに達したらやめるとあらかじめ宣言している日記もある。 私自身は、書…

初めてのアメリカ日記

初めてアメリカに行ったのが1997年の3月で、あれからもう1年半がたった。約一ヶ月半の滞在で、アトランタからはいって、フロリダ、シカゴ、ニューヨークなどを回った。そのときに書きためた日記がある。これを毎日電子メールで友人知人に送っていた。なんだ…

クッキーの保存法?

とはいっても、別にお菓子を湿気ないようにするわけじゃない(←おやじギャグ)。土日はPPP接続で自宅からネットワークにつないでいるんだが、そのときに日記猿人への投票をしようとしても登録されていないことになって、できない。この前のオフで、それをや…

日記を書くと毎日が長い

台風一過でフェーン現象気味。娘が初めての熱を出したので、親は二人とも寝不足気味。熱があり、鼻水を流しているが、元気に動き回る。日曜だが、近くの総合病院に連れていく。大丈夫でしょうとのことで、座薬をもらう。 どうもこの夏休みがとても長かったよ…

「猿ぽん」

さいかさんの「猿ぽん」で「猿人という単語を1行コメントにいれておくと読者が増える」ということが書かれていた。私の1日の得票は普段だいたい10〜20票代であるが、「日記猿人、自分の一票」という日記を書いたときは、37票で、おそらく自己最高位の11位…

自分の力で変えられるもの

長谷川さんの「日記読み日記」でこんなコメントをいただいた。長谷川さん、ありがとうございます。 ちはるの多次元尺度構成法(日記)なにが与えられているかが問題ではなく 【応用行動分析でも認知行動療法でもヤマギシズムでも、まず現状を受け入れ、そこ…

ファイルが失われるとき

久しぶりに落ち着いた週末だ。やはり週末はのんびりとしたいものだが、なるべく平日は出張したくないので、自然とイベントは週末に限られてくる。来週末は法事で東京だし、11月は3週連続で県外に出なくてはならないので、今から気が重い。まあ、行ったら行っ…

なにが与えられているかが問題ではなく

みぽさんの日記の「男女平等?」(10月13日付)に触発されて考えた。みぽさんが書いたのは、概略こんなことだ。 学校でも社会でも男女差別を受けたことはあまりない。しかし、男は仕事をし、家庭を支える責任があると考えられている一方で、女は主婦というポ…

日記猿人、自分の一票

うかつであった。日記猿人に登録してもう3ヶ月になろうとしているというのに、ずーーーっと自分自身に対しては投票できないものと思い込んでいたのである。「なお、ご自分に入れた投票は自動的に無効となりますのでご注意下さい」というマニュアルの一文す…

「ですます体」の妖しい力

先日、ある原稿を書いたのですが、それは本の決まり事として「ですます体」を使って書くことになっていました。ふだんは私が書く文章のほとんどすべては「である体」ですので、なんだか調子が狂いました。それと同時並行で、もう一つ別の原稿も書いていたの…

ハードディスクがとんだ(SOS)

SOSです。 修論を書いている学生のマックが(いつものように)フリーズしたら、再起動もできなくなり、仕方なくノートンで修復したら、必要なファイルがほとんど消えてしまいました。 そこは作文についてのWeb教材のファイルもあったし、ファイルメーカーPro…

書評の書き方

ワードによる要約 「認知科学」誌から書評を依頼された。それで東京に行っている間にその2冊の本を全部読んだ。書評を書くのはこれが初めてだ。専門書を売るためにも、学会誌はカバーする領域の専門書を、書評という形で積極的に紹介するという仕事を請け負…

日本心理学会大会3日目@学芸大学

日本心理学会の大会の3日目、最終日である。午前中は途中からだったがシンポジウム「教育実践のアプローチを探る」に出た。上智大の中野良顕さんの行動分析学による直接教授モデルの学校での実践報告を聞く。直接教授モデルとは、指導案の設計、教材準備、…

日本心理学会大会@学芸大学

学会に出るために朝、家を出たら通勤ラッシュにぶつかった。富山では電車を使わないので久しぶりにぎゅうぎゅう詰めのつらさを味わった。毎日こんなだと疲れるだろうな、としみじみ考えてしまう自分はすっかり田舎の人になっているんだ、と気付く。 日本心理…

「初めての日記」リンク集

これはリンク集の提案である。今でこそ日記界の中で丁々発止と自分の日記をスパークさせている人がたくさんいるが、そんな人でも「初めて日記を書いた日」というのが必ずある。そんな「初めての日記」を集めたリンク集を作るのである。そして、自分の日記に…

自分の日記を読む人、読まない人

これは経験則である。その日の日記を掲示したあとに、もう一度自分の日記を読む人と、掲示したっきりアクセスもしないという2種類の人がいる。日記者のどういう特性がこうした2分類の行動を決定づけるかについての解明が待たれるところである。ちなみに「…