KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【ブログ】茨城キリスト教大学でFD講演をしました:久しぶりのFD講演

2022年12月2日(金)

上野から水戸まで特急で1時間。そこから各駅に乗り換えて大甕駅(おおみか)で下車すると茨城キリスト教大学が駅前にあります。意外と近いのでびっくりしました。その大学に呼ばれてFD講演を90分でしました。FD講演は久しぶりです。

教員30人が参加してくれました。プログラムはいつものマイクロフォーマットです。

- 40分:イントロのお話。
- 10分:グループワーク。2-4人で感想や質問を述べ合う。
- 20分:サイコロで2つのグループを指名して、話したことを発表してもらう。それにコメントして話を拡張する。
- 20分:全体で質問を受け付けて回答。

イントロの話は次の3つの話題を取り上げました。

1. 授業を逆向き設計で作る
2. 土台としての社会情動スキルの訓練を授業の中に埋め込む
3. マンネリを避け、第2の専門を作るために、自分の授業を研究にする

いただいた質問は次のようでした。

- グループワークが苦手な学生にはどうするか。
→ あまり介入しない。そのうち馴染むようになるかも。参加できなくてもいい。
- 欧米文学のようなゴールの曖昧な科目ではどうするか。
→ 非常にラッキー。自分の思うにようにゴール設定をする。面白い授業ができる。
- Teamsで事前に課題ビデオを出したらうまくいった。
→ 反転授業とする。
- リアクションペーパーのコメントや採点が負担になる。
→ 人数が多いと実質的に破綻する。TAにやってもらったり、コメントを限定するなどの方策をとる。

【ブログ】初めての奄美大島:控えめに言って最高でした

2022年11月28日(月)

奄美大島に2泊3日で行ってきました。初めての島です。2021年9月に私のゼミを卒業したeスクール生の「あまみん」が関西から故郷の奄美大島にUターンしたというので、来たのです。

## 子育て講演

せっかくですので、奄美市民交流センターで子育て講演をしました。並行してあまみんは子供のためのダンス教室を開くという素敵な企画でした。25人の方が集まってくれました。いつものように90分の前半はイントロの話をして、中間で2-4人グループで感想や質問を話してもらい、後半はその話題を取り上げて具体的な話をするというパターンです。

参加者の皆さんが積極的なので、私もいつもよりも熱が入りました。

講演が終わってから全員で

## 原生林、マングローブ林xカヌー、満天の星

控えめに言って、奄美大島は最高でした。

金作原(きんさくばる)原生林を歩く

カヌーを操ってマングローブを見にいく

天の川まで見える星空

まだ、それほど観光地化されていなくて、素朴なところが素敵です。今回は2泊だけでしたけど、きっとまた来ると思います。今度はワーケーションにして、長く滞在したいですね。

【ブログ】自分がどう見えるかは自分にはわからない:自己肯定感の幻想

2022年11月21日(月)

ときどき、自分のテニスのゲームをビデオに撮っています。実際に自分がどのようにボールを打っているかということは、自分ではリアルタイムに観察することができないので、ビデオに撮ったものをあとで見てみようというわけです。

で、それを見てみると、これが見事といっていいほど、自分のイメージとはかけ離れているのですね。自分の頭の中では「こんなふうに打っている」というイメージが確実にあるわけですけど、そのイメージとは似ても似つかないフォームで打っている「もうひとりの自分」がそこに映っているわけです。

でもこれは話が逆であって、ビデオに写っている自分が「本当の自分=事実としての自分」なのです。そして「自分についてのイメージ」つまり「自分はこうしているつもり」と考えているものは幻想にすぎないのです。

でも自分のイメージのすべてが幻想であるというのはいいすぎです。「自分の理想のイメージ」つまり「こうなりたい自分」については常に正しいといえます。

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アドラー心理学では、「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップが劣等感を生み出し、それが成長のエネルギーになると考えます。しかし、実は「現実の自分」が実際のところどれほどのものであるかは、自分では正確に捉えられないと考えるのが自然です。正確に捉えるためには、自分のテニスをビデオに撮ってみるようなことをしなければなりません。

普通はそんなことはしませんので、自分の姿を知るために他人の評価や評判を聞いたりするわけです。しかし、それは他人の勝手なバイアスのかかりまくった評価ですので、まったくあてになりません。

万歩計のような活動メーターは、自分を知るための努力のひとつとして考えられるかもしれません。

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こんなふうに考えてくると、自分の強いところや良いところを見つけて「自己肯定感」を高めましょう、ということが嘘くさいということがわかります。実際の自分がどれほどのものかわからないところで、自己を肯定しようにもできないはずなのです。

そして、一気に結論に飛んでしまうなら、自己肯定感を得ようとするならば、自分をしみじみと観察するのではなく(それは幻想にすぎないのだから)、なんでもできることを実行するしかないということです。