KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【ブログ】横浜にて早期回想ワークショップを開きました

2022年8月12日(金)

日本支援助言士協会の主催で、早期回想ワークショップを横浜にて開きました。Zoomも同時開催のハイフレックス方式です。私の希望で、対面は人数を絞ってもらい、9人でした。Zoomは20人弱だったと思います。少人数にしたためでしょうか、対面参加者とのやりとりも活発で、それに加えて各地からのZoom参加によって、活気のあるワークショップになりました。

https://www.sienjogensi.org

サバティカル中の私にとっては久しぶりに仕事っぽいものになりました。よかったことは、いろいろな人が参加してくれたということです。中野エクステンションのアドラー講座の仲間、eスクールの卒業生、ヒューマンギルドの人たちなど、いろいろなグループに属している人たちが集まりました。そして、どのグループに属しているかに関係なく同じアドラー心理学を学ぶ人たちが集まったということです。「ああ、これでいいんだ」という感触を得ました。

参加してくれた人たちの満足度も高かったようです。Facebookにはいくつかその感想が投稿されました。私はカウンセラーでもなく、早期回想を仕事としてやっているわけでもありません。しかし、そうだからこそ、「こういうステップをふめば、誰でも早期回想を使って、ライフスタイル分析ができるようになる」ということを示すことができたのではないかと思います。

あとは参加者の一人ひとりが、自分の専門領域と自分の現場で応用していくことです。それを見届けるまでが私のできることだと思っています。

【ブログ】春光堂書店@甲府の読書会に参上/本には笑いが必要

2022年8月8日(月)

甲府の春光堂書店さんが毎月開いている読書会で、私の『幸せな劣等感』(小学館新書, 2017)を取り上げてくださるということで、現地参加してきました。対面とZoomのハイフレックス開催でした。対面参加は16人、Zoom参加は12人で、普段よりも多くの参加者が集まりました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4098252848?tag=chiharunosite-22

前半の1時間は、参加者全員から本を読んだ感想と質問を2分程度で語るという趣向でした。こんなふうに自分の本の感想を直に話してもらえるという機会はこれまでありませんでしたので、とても刺激的でした。そしてたくさんメモを取りました。ランダムにいくつかリストしてみます。

- アドラー心理学は科学というけど、科学と言えるのか? 宗教に近い部分がある?
- 人の目を気にして自信が持てない。自分を受け入れたい。
- 退職がまもなくの自分には居場所を見つけることが大事だと思った。
- アドラー心理学は自己責任で、厳しい心理学かも。
- アドラーがフロイト、ユングほど日本では知られなかったのはなぜか。
- 4年前に『嫌われる勇気』を読んだ。それがこの本で整理できた。
- ライフスタイルの4つの分類で自分はどれだろう。
- ライフスタイルは価値観のようなものなのか?
- ライフスタイルの4分類はわかりやすいけど、ステレオタイプになるかも。
- アドラー心理学が空気のように日常になるといい。
- 「アドラーで冒険を始めてください」というところが好き。
- アドラーの生の姿はどんなだったのだろうか。
- 科学というのはどういう意味なのか。心理学は科学じゃないと思っている。
- 職場では自分でできる部分と周りに屈しざるを得ない部分がある。
- 相手のライフスタイルを考えながら日々過ごすべきなのか?

このように本の感想・コメントや質問をいただいたあと、それについて私が30分でおしゃべりをしました。多岐にわたるコメントをもらったので、それを整理しながら回答していかなくてはなりませんでした。久しぶりに頭をフル回転させました。参加者の一人からは「大学のゼミのような学びの場」という感想をTwitterでいただきました。確かにそうだったかもしれません。

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さて、本のいろいろな感想をもらった中で私が一番衝撃を受けたのは、「この本には ”笑い” が必要」という発言でした。確かに、この本は自分にとってのアドラー心理学の集大成という意気込みで書いたものですので、少し肩に力が入っていたかもしれません。また、大学レベルでのテキストとしても読んでほしいという希望もありました。ですので、「笑いが必要」という視点は私にとって新鮮でした。

そうですよね。本には少しでも笑いやユーモアが必要です。読者としてそう思います。ちなみにこの発言をした方は、この読書会での私の話が笑いにあふれているので、その対比としてこの本の生真面目さを不思議に思ったということです。なるほど、話をするときの私は本当に楽しそう(実際自分自身も楽しい)ということですから、それが本の文章にも反映されるといいですね。ですので、次に書く本には、少しでも笑いを入れて書きたいと思います。これが今回の最大の収穫でした。

【ブログ】「手書きの拡張」としてのiPad mini + GoodNotes5

2022年8月5日(金)

7月が終わり、サバティカルの3分の1が過ぎました。この4ヶ月間で何ごとかがなしとげられたとは思えません。しかし、私のまわりではポジティブなできごとがちょいちょい起こっています。ということは、これでいいのかなという感じを持っています。自分自身で何かをなしとげることがなくても、まわりで何かが起こる触媒になれればそれでいいのかなと。

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さて、私が紙のノートやスケジュール帳からiPadに完全移行して1年がたちます。iPadもiPad AirからiPad miniに乗り換えました。iPad miniのいいところは肩掛けポーチに収まることです。これで手帳と同等の持ち運びになりました。

今では、GoodNotes5で作った1日1ページの日誌にすべての手書きメモを書き込みます。内容によって分類する必要はありません。すべて日付順に書いていけばいいのです。内容を確認したいときは、メモ帳と同じで、ページを繰っていけばいいのです。この使い勝手の良さが完全にiPad miniに移行できた要因です。

紙の月間スケジュール帳は最後まで移行できませんでした。種々のカレンダアプリはすぐに開けませんし、ぼんやりこの辺でやりたいなと思っているような予定は書き込みにくいので使っていません。これもGoodNotes5にカレンダーPDFを入れることで解決しました。紙のスケジュール帳をiPad mini上で完全に再現できます。

カレンダーを作ってくれるサイトはたくさんあります。たとえば次のようなサイトでは、月間カレンダーを自分の好みに合わせて生成してくれます。

https://www.pasokoncalendar.com

iPad miniを自分のノートとして使うのは、「手書きのデジタル化」なのでしょうか。私はそう呼ぶよりも「手書きの拡張化」と呼びたいです。それは次のような理由です。

### とりあえず書き出す。書きながら考える。

何か考えようとしたときに、とりあえず書き始めることができる。iPad miniでGoodNotes5を起動しておけば、メモ帳とペンを用意する時間と同等の素早さで書き始めることができる。このとき、考えることというのはつまり書くことなのだと実感できます。私たちは、書くことで考えることを実質化できるのです。

### 書いたことをブロックとして移動したり、コピーできる。

メモとして書いたことはたいていの場合、断片に過ぎません。それでいいのです。しばらくたってそれを見返したときに、「あ、これはあのことと関係がある」と気がつくことがあります。そのときは、その断片をペンで囲んでコピーします。そして関係のある別の断片の近くに貼り付けます。そんなふうにして「断片のつながり」ができていきます。これによって文脈が生まれます。そして、ある程度まとまりのある文章のシナリオとなるのです。

### すべてが手元にあり、必要なら検索できる。

自分が書き残したすべてがこのiPad miniにあるというのは安心感をもたらします。もちろんそのデータはクラウドにも保存されていますので、万一iPad miniが壊れてもデータは安全です。また、手書き文字認識によってキーワードを入れて検索することもできます。もちろんくずし字で書くと認識が厳しいですけれども、ある程度は使い物になります。

### 書いた内容はiPhoneでも、Macでも見ることができる。

データがクラウドにあるおかげで、iPad miniに書いたスケジュールをiPhoneで確認することができます。出先でこれができるのは本当に便利です。同様のことはiMacでもMacBookでもできます。大きな画面で、書いた内容を読みたいときはこうします。

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という感じで、1年たった今、iPad + GoodNotes5は私の生活にすっかり定着しました。そして考えること、記録することを支える基盤となっています。