KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

2000-06-01から1ヶ月間の記事一覧

できレース社会を超えて

深夜のウィンブルドン・テニスを見ている。 このすがすがしさはなんだろう。フルセットにもつれこみ、何度もフットフォルトを取られて、すっかり嫌気がさしたノーマンは、ボールガールに「代わりに打ってよ」とラケットを差し出す。それで彼女は本当に打っち…

いいだしっぺの法則

会議をやっていて、「それは、こんなふうにしたらいいんじゃないですか」というような提案をすると、「それはいい案だ。ぜひあなたがやってください」と切り返されることが多い。これを「いいだしっぺの法則」と名付ける。つまり、何か提案をすると、その実…

学校はインターネットカフェになるか

昨日書いた「ネット廃人にならない法」はみなさんの興味を引いたようだ。私は深夜0時前後に日記を更新するので、日記のネタがよかったときは、早朝の時点で得票順位のいいところから始まる。しかし、たいていは、その後ずるずると落ちていくというパターンに…

ネット廃人にならない法

いかん。ケーブルで常時接続になってから、あきらかにネット時間が長くなっている。電話代を気にせず、ゆったりした気分でWeb巡りができるので、ついついサイトの「深追い」をしてしまう。深追いすると、そこそこの確率で面白い情報に巡り会ったりするので、…

「人妻不倫もの」の日記

「22歳年下の…」の日記にハマって以来、さるさる日記をよく読んでいる。とりわけ、「人妻不倫もの」に秀逸なものがある。おそらく、諸般の事情から周りの人に話すことができないどころか、相談もできないという状況で、今自分に起きていることをなんとか書き…

ネットにつながってナンボのもの

ケーブルによるインターネット常時接続はめちゃくちゃ快適。 昨日、ひとつのIPを二つ以上のパソコンで共有する方法を尋ねたところ、さっそく人間城の主さんから掲示板にアドバイスをいただいた。さらに別の方からもメールをいただいた。ありがとうございます…

ケーブルで常時接続

ケーブルテレビがはいった。それで、ケーブルによるインターネット常時接続ができるようになった。 ケーブルによる接続は、加入者が増えるにしたがって、遅くなると聞いていた。しかし、これは速い。カタログでは最高8Mbpsとうたっている。実際にどれくらい…

胸押しつけられて…トリップ

毎週金曜日に通っていた歯医者も、今日で終わり。型を取った銀を右奥歯にかぶせる。今日の担当は、「髪を金色に染めたお姉さん」である。「飯島愛」風である。ちょっと不安がよぎる。でもまあ、銀をかぶせるだけだから問題はないだろう、と自分を安心させつ…

心地よい敗北感/「国語表現」

新潟市まで日帰り出張してきた。気分は「心地よい敗北感」といったところ。それがどういう意味かについては、日を改めて書こう。 と、昨日書いた。 国語を担当する高校の先生方を相手に話をしたあと、北陸道を富山に向かいながら、ふと感じたのが「心地よい…

教育学部の再編と行く末

新潟市まで日帰り出張してきた。気分は「心地よい敗北感」といったところ。それがどういう意味かについては、日を改めて書こう。車で持っていった『自己表現力の教室』は16冊も売れた。受講生は19人だったのでほとんどの人が買ったくれたのだ。本当にうれし…

板書するのもいいかも

心理学や統計学など、学外の非常勤講師をよく頼まれる。しかし、一度非常勤を受け持ってみて、学生にやる気がなければ、その次からお断りすることもよくある。まだ若造なのに、こういうことをしていると叱られるかもしれない。私の先輩は「お座敷がかかるう…

Webベースによる情報の個人的管理

来る21日(水)は、新潟に出張の予定。新潟県教育センターというところで、高校の国語担当の先生を対象に講演をする。もし、新潟市在住の方で、これを読んでおられる人がいたら、晩ご飯でもいっしょにいかがですか。てなことを書いておいてみる。ダメもとで…

仕事日記を書く理由

私はこのWeb日記以外に、もうひとつ「仕事日記」を書いている。これはもっぱら自分自身のために書いているので、読者を気にしていない。備忘録のようなものだ。だから箇条書きであるし、説明も詳しくない。自分がわかれば十分な内容だからだ。 完全に自分用…

『大学崩壊!』/『新しい大学教育を創る』

川成洋『大学崩壊!』(宝島社新書)と梶田叡一『新しい大学教育を創る』(有斐閣選書)を読む。教授会に出席しながら、これらの本を読むのは実にシュールであるというかなんというか。ちなみに、両方とも赤尾さんのWeb日記を読んで、注文したもの。つまり、…

原稿が書けないいいわけ

ふううう。6月も半分を切ったか。「私には時間がない」と書いたように、なぜだか、自由に使える時間がない。つまり、授業と授業の準備だけで一週間が終わってしまう、そんな感じがずっと続いている。前期は、授業が8コマ(内非常勤2コマ)あった。一時的には…

シナリオのような日記

先日(6/10)ちょっと紹介した、さるさる日記の「22歳年下の…」という日記。「出張に行きます」というところで日記が中断したままだったが、無事再開された。再開されてからの描写がまた読ませるものになっている。フェイクか、とも思うが、わからない。たとえ…

続けることに意味がある

右腕の肘が痛い。原因はわかっている。バドミントンのやりすぎだ。たまたま会った体育の先生に聞く(教育学部にいると、こういうときに便利だ)。「肘が痛いんですけど」……「炎症を起こしているんじゃないかな。冷やして、休むことだ」 ああ、やっぱり。土日…

書く能力と頭のデキ

人間城の主な日々(6/13)より: ユニークな視点を獲得できてる学生は例外なく日本語がちゃんとしてるんで、頭のデキってのは言語能力なんだよなあということを改めて実感した。日本語はとっ散らかってるけど着眼点は面白い、なんてのは決してない。モノを考…

大学教員が職場を移るとき

普通の会社では、転勤は命令されるものだ。それは栄転の場合も、左遷の場合もあるのだろうが、たいていは拒否できない。最近は制度的に転勤を拒否できる会社もあるようだが、その場合少し不利な条件をのまなくてはならない。 転勤がないのは、大学教員という…

私には時間がない

富山に戻る。今月はこれで出張は終わりの予定。出張は週末にしかしない主義。しかし、それで週末がつぶれてしまうと、庭の草取りができない。それが悲しい。畑の畝に、みるみるうちに雑草が茂ってゆく。 KENさんの日記を読む。世の中には深夜まで仕事から帰…

Web日記三題

ゼミ生の一人が、Web日記に飽きたらず、掲示板を開いた。まさに日記廃人への常道である。そこで、にぎやかしのために書き込みをした。 いっちば〜ん、と〜った! えへ。 というような暖かいメッセージである。そうしたら、 先生、もう大人なんですから。 と…

ビールを飲むと日記が書けない

再び、東京。母が住んでいる実家に泊まる。私は自宅では晩酌はめったにやらないのだが、実家に来ると「とりあえずビール」というのをやる。 そしてわかったことは、「ビールを飲むと日記が書けない」ということである。今もはっきり言って書けない。明日に回…

大学教員の教育と社会的サービスの業績評価

公開講座の講師を務める。この仕事は、授業のあとで疲れているし、謝金もたいしたことはない。しかし、お金を払ってわざわざやってくる受講生はやる気まんまんである。どんなことでも吸収しようとする意気込み。それが楽しくて、機会があれば引き受けている…

都会のクロック速度

東京から富山に戻る。都会の時間と田舎の時間とは、流れる速度が違う。富山のスローダウンした時間にほっとする。パソコンで言えば、クロック速度。パソコンなら、クロック速度は速ければ速いほどいいけれども、生物はそうはいかないのではないか。 街のクロ…

正統派ゼミ生

告別式。たくさんの人が集まり、その中に同じ時期のゼミ生も。10年ぶりに会った人と「変わっていないねぇ!」と言い合う。こんな引き合わせも、先生からの贈り物のような気がする。 こんなおしゃべりをする。……先生は、本当に人の良い先生だったよね。人から…

先生は何をなしとげたかったのですか

府中にて恩師のお通夜。聞けば、去年の退職記念パーティのあと、ガンが見つかり、入退院を何度かしていたとのこと。 今さらだが、最後に話をしておきたかったという思いが残る。ただ純粋に話をしておきたかった。実際に会えば、そんなに深い話はできないもの…

私、顔でかすぎ/フェロモン

KENさんの日記「発信!こたつ丸」にて、昨日のオフ会参加者の似顔絵を公開中。 syoさん、かっこよすぎ。HIKOちゃん、かわいすぎ。私、顔でかすぎ。「似顔絵描いてよ〜」とおねだりしたのは私です。ありがとうKENさん。柴門ふみを思わせるタッチが好みです。…

大学教育学会@千葉大/出店のコツ

千葉大学で開かれた大学教育学会に参加する。自由研究で、PSIのレビューについて発表するが、大学評価のセッションに入れられたため、ちょっと浮き気味だった。しかし、セッションそのものは面白かった。 京都大・高等教育教授システム開発センターの石村さ…

笑気ガスでトリップ

おやしらずを抜いた。前の歯医者では、抜くこともないでしょうということで温存していたのだが、それに穴があいてしみはじめていた。そこで今度の歯医者であっさり抜くことになった。おやしらずにしては素直に生えているというので、簡単に抜けるとのこと。 …

恩師、逝く

私の指導教授が亡くなられた。去年の2月に退職記念パーティがあって、日記(99/02/14)にもそのことを書いた。そのときは、顔のいろつやも体型も美声も、私が大学院生であった頃とまったく変わっていなかったので、驚いていた。まだまだ現役でいけるんじゃな…