KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

指示書、演習問題集、リソースとしてのテキスト

こういうテキストを作っておけば、それは詳細なシラバスの代わりになる。学習者が何をどの順番でやっていけばいいかが分かるので、それにかかる時間も予測しやすくなる。そう、こういうテキストを作ろう。指示書だ。まず、今期の授業である、ID、実調のテキ…

実調も終わりに近づいてきた

実調も終わりに近づいてきた。2回目の実習ということもあって、データ処理、レポート作成、スライド作成などの仕事をグループごとに自発的にこなしていた。なかなか良い雰囲気。

ID授業はアドラー心理学

今日のID授業はアドラー心理学。学級崩壊のビデオを見せたあとで、学校をどうするということを話し合ってもらった。アドラー心理学の話はつい熱が入ってしまい、時間が足りなくなる。

ドライカース、キャッセル『やる気を引き出す教師の技量』

やる気を引き出す教師の技量―管理・強制教師から民主的グループ・リーダーへ作者: ルドルフ・ドライカース,パール・キャッセル,松田荘吉出版社/メーカー: 一光社発売日: 1991/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る原…

ワークショップのリーダーの役割とテキストブック

ワークショップのリーダーは、ファシリテーターであるということ。権威はすべてテキストブックに書いてあることである。それを巡ってメンバーと議論し、議論を促進することがファシリテーターの役割である。それは単にテキストブックを読むだけではなく、メ…

授業フォローアップ機能

eスクール授業のフォローアップWebを考えている。たとえばIDを取ってくれたeスクール学生の中には非常に熱心な人がいて、そういう人たちのフォローをしてみたいと考えるのだ。エリアの中には、ID研やゼミのエリアと同じように、次の機能を持たせる。 おしゃ…

大学生にも成人にもクラス会議を

ドライカースもネルセンも、クラス会議を開くことを提案している。必要のあるときだけでなく、週一回定期的にコミュニケーションの場を作ることの重要性を示唆している。その効果は3つある。ひとつは、人の意見を聞くようになること。2つは、自分自身と相…

それがゼミの意味

13人のゼミをどうするかということに迷いがあるが、きょうは何人か休んで10人程度だったので、浦崎さんと折半して、個別に指導したところ、お互いに満足を得た形になった。最終的には、個別指導しかないし、それがゼミの意味なのである。とはいえ、その中で…

ドライカース『アドラー心理学の基礎』

アドラー心理学の基礎 (Adlerian Books)作者: ルドルフドライカース,Rudolf Dreikurs,宮野栄出版社/メーカー: 一光社発売日: 1996/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見るアメリカではアドラー心理学の最も権威のある教科書とさ…

全体論的評価について

評価は細かく裁断されたものを積み上げる方法と、全体をざっくりと見る方法があるが、どちらがよいか。全体を見る方法は、その個人がどのような思いを持ってこの授業に望んだかが見える。それを評価するのである。もちろん、その人の人格を評価するのではな…

鉄拳みたいな格好で

コンパでミニレクチャーをするのは滅多にあることではありませんが、そのための小道具に大きなスケッチブックを使いました。そう、お笑いの「鉄拳」がかなり好きです(こんなサンタクロースはいやだ?、っていうネタです)。今回は無味乾燥にスライドをスケッ…

大野木裕明・中澤潤編著『心理学マニュアル 研究法レッスン』

心理学マニュアル 研究法レッスン作者: 大野木裕明,中沢潤出版社/メーカー: 北大路書房発売日: 2002/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る心理学の卒業研究をどのように進めていけばよいかというときに、実に親切な本。まず研究の着想をどの…

水遊び

いや、暑いですな。私の家はほぼ正方形なのですが、そこにくぼむ形で2メートル四方のスペースを取ってあります。カフェテーブルなどを置いてみたいと設計したのです。しかし、こんな日は、子どものビニールプール遊びの場所となります。

坂井明夫編『こころの科学の誕生』

こころの科学の誕生作者: 酒井明夫出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2003/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る心理学の誕生にかかわった、16人の心理学者を、それぞれ書き下ろし(一部再録原稿あり)で解説するという企画…

新所沢にタイ料理の店

新所沢にタイ料理の店ができました。やっている人はウボンラチャタニーの出身だそうで、コテコテのイサーン(タイ東北部)料理が味わえます。JICAの仕事で、同じイサーンのウドンタニに1年間いたので、本当に懐かしい味です。妻となるべく通って、つぶれな…

変な時間に目を覚ます

いつも夜10時過ぎくらいに子どもと一緒に寝て、子どもが寝入ったところで抜け出し、1時くらいまでパソコンをたたいています。ただ、本当に疲れているときは、そのまま子どもと寝てしまい、変な時間に目を覚ますことがあります。3時とか。きょうがそうなの…

『大学eラーニングの経営戦略』

大学eラーニングの経営戦略―成功の条件作者: 吉田文,中原淳,田口真奈出版社/メーカー: 東京電機大学出版局発売日: 2005/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る以前、ここで『大学eラーニングの経営戦略』という本の紹介をしました(http://d.…

フーバー、ホルフォード『初めてのアドラー心理学』

初めてのアドラー心理学作者: アンフーパー,ジェレミーホルフォード,キャスリンハイアット,Anne Hooper,Kathryn Hyatt,Jeremy Holford,鈴木義也出版社/メーカー: 一光社発売日: 2005/03メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見るマン…

ヤキソバ

次女(幼稚園)が父の日に描いてくれた「パパの絵」が壁に貼ってある。 それを見て、長女(小2)が「この絵、変だよ。だってメガネかけていないし、顔にはヤキソバがあるし」と。 「ヤキソバ?」と私。「そう、これ」と言って、顔に書かれた黒い点々を指す…

雑談を交えながら話すこと

eスクールゼミ生3人とコーチを交えてのスクーリング。当初予定では、スクーリングは最初と最後の2回を予定していたのだけれど、このままではまずいということで実施。5人で雑談を交えながら話すことで研究の方向性も定まってきた。計四時間。やはりこうし…

点数を付けることの副作用

点数を付けることの副作用について考えている。もしそれが必要であるならば仕方なく付け、そして徹底的に隠蔽されるべきではないか。一方で、できればよい点数を取りたいという学習者の願望があり、常にそれがゴールにすり替わってしまうというリスクがある…

『無着成恭の昭和教育論』

無着成恭の昭和教育論―仏教徒として昭和を検証する作者: 無着成恭出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス発売日: 1989/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る今年の日本アドラー心理学会の総会は大分で開かれることになっていて、その講演者…

「文章表現」

オープン教育センターへ。「文章表現」の推薦入学者向けオンデマンドコースを作りたいという話を聞く。それにしても何の予算も付けないでこれを立ち上げようとする考えにはびっくりする。前の人は、そうやっていたんですか。そうですか。

「全人格的な参加」

教育工学会のシンポジウム@東工大に行ってきました。ワークショップの話。4人のワークショップ実践例が紹介されましたが、それらに同じワークショップという名前を付けるのは無理があると思いました。ワークショップの本質ってなんだろう。これを考えなけれ…

サブIDとグループ掲示板

ちょっと気分を変えて、自前のスタイルシートから、はてなから提供されているスキンに模様替えしました。柔らかくなって良い雰囲気です。やはりセンスの良い人が作っているものは、いいものです。問題は、同じスキンを使っている人とのバッティングですが、…

風変わりな学生

70人程度の授業を持っていると、クラスに1、2人くらいの風変わりな学生がいます。グループ討論をしているので、浮いているのがよくわかるのです。しかし、授業に対しては一途に熱心なのです。文脈にかまわず質問してきたりします。こういう人たちは嫌いで…

Carolyn Snyder『ペーパープロトタイピング』

ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする作者: Carolyn Snyder,黒須正明出版社/メーカー: オーム社発売日: 2004/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 110回この商品を含むブログ (47件) を見るリモコンのデザイン、PD…