KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

工学者の実用、心理学者の妄想

先日(5/18)、ICレコーダとスライドファイルだけで、授業の補償はできると書いたが、まさにそのテーマでの論文を見つけた。山本芳人「ビデオカメラを使わないVOD講義コンテンツの作成とその教育利用」(教育システム情報学会誌、21(2), 117-121)。これは、パ…

なんか文献ないすかー?

卒論生はいま、研究史を含む序論の部分を書いているのだが、その1人が来て「先生、なんか文献ないすかー?」と。「図書館に行って検索してこい」「どうやるんすか?」「習ってないの?」「習ってないすよー」これは三年の春学期は、文献検索、研究計画、統…

それが通らないというのであれば

博論については、今一度考え直している。すでに書き上げたものは、拡散したテーマを私なりに筋の通ったものにしたつもりだった。しかし、それが通らないというのであれば、最初から設計し直してもいいかなという気にはなっている。デザインするということが…

こう見えても足は速かった

きのうは、長女の小学校の運動会でありました。徒競走のゴール付近は、カメラを構える父兄で目白押し。その中に私も入っていたわけですが。なんか、かけっこというのは人の根元的な衝動に訴えるものがある。ただ、人が走っているだけなのに、なんとなく視線…

4年間で一本筋の通ったコース

この学部に来て、ここで私がやるべきことを決めた。インストラクショナル・デザイナーを育てることだ。インストラクショナル・デザイナーは学校の教員ばかりではなく、むしろ、企業やNPOを含むあらゆる場における「教育担当者」を指す。プロフェッショナルは…

授業の音声ファイルとスライドで

授業をやっていると、公欠届けが多い。スポーツの大会に出るとか、教育実習があるとかで、欠席しますというものだ。私の授業は出席を取らないし、出席点なるものもいっさいつけていない。とはいえ、大福帳に記入してもらうので、学生には出席を取っているの…

授業のサポートページ

eスクールの授業を受け持っていると、BBSを見ているだけで、自分の授業がどのように聞かれ、どのように理解(誤解)され、どのように活用されうるかが手に取るようにわかる。一方で、通学制の授業であると、大福帳での反応からある程度のことはわかるけれど…

神戸の研究会ででた質問と回答

神戸の研究会ででた質問と回答を記録しておこう。今回はそのためにICレコーダを持っていって、録音しておいた。Q. 学生の孤独感が問題ということですが、LMSのほうで自己紹介をしたりといったことはサポートしているのでしょうか。A. 自己紹介や、BBSでのや…

教育工学研究会@神戸

先週末は神戸で開かれた研究会に参加してきた。今年度の最初の発表になる。今年は、科研の2年目(4年中)に当たるので、できるだけたくさんの研究報告をしていくつもりだ。とりあえずここまでできました(やりました)ということを聞いてもらって、コメン…

手書きの文書をやりとりする方法

手書きの文書をうまくやりとりする方法を考えている。たとえば、教材設計をしていて、絵コンテのようなものを送ってもらって、それにコメントをつけたり、添削をするようなケースだ。ワード書類であれば、ワードのコメント機能を使っていろいろなコメントを…

学内の研究会

学内の研究会が開かれたので参加する。私自身が大学院生だったときは、学内の研究会はたくさんあって、それぞれが競い合っていた。それでも自分の領域の研究会はひとつかふたつくらいしかないので、学外の研究会で、自分の領域にあったものを探し求めていっ…

トーキングスティックの効用

ゼミでトーキングスティックを試してみた。「ワークショップ」で紹介されていた方法だ。参加者で話し合いをするときに、木の棒(トーキングスティック)を用意する。話をするときはこの棒を持って話をする。棒を持っていない人は、その人の話に耳を傾ける。…

長女の机

長女に机を買ってあげる。無印良品のコンパクトなパイン材の折りたたみ机だ。もともとは私自身がパソコン用に使っていたのを見て、「パパみたいな机がいい」と言い出した。一般に売り出されている小学生向けの机はおそろしく豪華なものになっている。でも、…

中野民夫『ワークショップ』

ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)作者: 中野民夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/01/19メディア: 新書購入: 125人 クリック: 3,132回この商品を含むブログ (43件) を見る ジョアンナ・メイシーは、自分で企画できるワークショップなら…

研究の話を聞き出そう

学会の理事というのは、意義の大きな仕事ではあるが、もちろん無給であるし、時間が貴重な身にあっては、月1回の会合であってもなかなかつらいものだ。しかし、会合に出るための動機づけを高める方法をひとつ見いだした。それは、会合が終わったあとに、時…

中野民夫『ワークショップ』

ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)作者: 中野民夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/01/19メディア: 新書購入: 125人 クリック: 3,132回この商品を含むブログ (43件) を見る中野民夫「ワークショップ---新しい学びと創造の場」(岩波新書…

もう少し授業を減らそう

木曜日は授業で一番疲れる日だ。火、水、木と固めてある授業日の最後にあたっているということもある。3限は300人規模のレクチャー。4,5限は連続で、実習系授業。5限が終わる夕方6時くらいには、もうほとんどものを考えられなくなっている。徹マンをしたあと…

優勝してね

基礎演習は一段落して、ソフトボールの練習。今月は、学部挙げてのソフトボール大会が開催される。ゼミ単位でチームを組んだり、基礎演習のクラスでチームを作ったりして、トーナメント戦を行うのだ。もちろん、参加は強制ではなく自由だが、クラスのメンバ…

「それくらい、ググれ!」

子どもの自転車の軸受けの部分が破損して、中に組み込まれていたボールベアリングが数個、外に落ちてしまった。車輪は回転するが、ボールベアリングがなくなった分、がたつく。そのことを妻に話すと、「ボールベアリングってなに?」「ボールベアリングを知…

ゼミ運営の課題

きょうで、ゼミ生の発表がちょうど一回りした。週に2コマ連続(3時間)で、4人ずつが発表、議論した計算になる。相変わらず、ゼミの議論は活発で、「気まずい静寂」というのが、ない。3時間の長丁場だが、いつもあっというまに終わりの時間になってしま…

教え上手なら「校長待遇」

今日のasahi.comの記事から: 教え上手なら「校長待遇」 中教審、学校運営本格審議へ 教員のやる気を引き出す工夫や、校長がリーダーシップを発揮できる態勢は---。文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」が、「学校の組織運営」について本格的な検討を始め…

迷惑な人

ゼミ生に聞いてみた。「私がケータイを持っていないので、不便に思ったことはない?」「いや、特にないですよ。先生がケータイを持っていないのは知っていますし、それに先生はこまめにメールをチェックするので、何かあるときは、こちらのケータイから先生…

お互いにどんなふうにやっているのかを流通させてみる

実験調査研究法は、通学制とeスクールの双方が並行して進んでいるので、お互いにどんなふうにやっているのかを流通させてみることを思いつく。eスクールの方は人数が少なく、いささか盛り上がりに欠けているので、今回は、通学制のグループワークの様子をビ…

コントロールされているのがイヤ

そう、私は何かにコントロールされているのがイヤなんだろうね。たとえば、ケータイのメールは着信したとたんに持ち主にそのことを知らせる。そうなれば、とりあえず誰から来たメールなのかを確認するくらいのことはしてしまうわけだ。無視しようと思えばで…

でも私は使わないが

富山では、売りに出している家の風通しをしたり、庭に除草剤をまいたりした。あとは、妻の実家(魚津市)で気楽に過ごした。テレビがあるとついテレビを見てしまうものだ。所沢の家ではまだテレビ放送が見られない。電波の受信状態が良くないので、ケーブル…

なんでみんな自動車で出かけるのか

一家4人で富山に帰省してきた。それほどひどい渋滞に巻き込まれることもなく、関越・上信越・北陸道を往復してきた。夫妻で交代に運転ができたので、疲れも少なかった。今までは、ゴールデンウィークで高速が渋滞するのがわかっていて、なんでみんな自動車…