KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

1997-09-01から1ヶ月間の記事一覧

福井大学での集中講義

福井大学で集中講義をしてきた。一年おきに梅沢先生から依頼されているものである。科目名は「人間情報科学」という名前であるが、今回は社会心理学系の実験をして、データ処理をしたり、報告書を書いたり、プレゼンテーションをしたりという実習中心でおこ…

ゼミ再考

研究室、あるいはゼミというものについてもう一度考えてみた(前回はNo.31)。ここで言いたいのは、ゼミとは、たとえばクラス分けのように第三者的に決められるものでもなく、あるいは丁稚奉公のように自分の身を捧げるものでもない、ということである。では…

夢大学

はじめて夢大学で講座を開いた。夢大学とは、中学生と高校生を対象にして一日か二日の講座を受講して、大学を体験入学してもらおうという企画だ(並行して社会人を対象にしたものもある)。大学の紹介と、入学者集めの両方の性格を持っている。一週間前には…

教育工学関連学協会連合大会

教育工学関連学協会連合大会に出てきた。長い名前だが、三年に一度、教育工学会などの学会・協会が合同で年次大会をするものだ。電通大で三日間の日程であったが、毎日朝から通って、我ながらよく勉強させてもらった。惜しむらくは、テッド・ネルソンの講演…

なぜ推薦制度を廃止すべきか?

毎年、一人か二人の学生が、私のいる情報教育コースをやめていく。このコースは一学年20人であるからけっして無視していい割合ではない。とはいえ、めくじらをたてるほどのことでもない。一年か半年やってみて、このコースが自分に合わないと思ったらさっさ…

TCシンポジウム97

今年もテクニカルコミュニケーター協会主催のテクニカルミュニケーション(TC)シンポジウムが工学院大学で開かれた。二日間にわたって分科会や研究発表が行われた。 分科会「メディアに適した表現とは?」 私は分科会の話題提供として、「教育工学から見た電…

大学のゼミの使い方

大学の研究室とは何だったのだろうか、と自分の大学生・院生時代を思い返して考えてみる。 自分は指導教授にとってあまりいい学生ではなかっただろうと思う。ゼミにはきちんと参加していたものの、教授の手伝いを進んでやる学生ではなかった。もちろん頼まれ…