KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【松本2日目】湖衣姫(こいひめ)に会いにいく

2024年3月29日(金)

いつでも山が近くに見える暮らしはいいな。自然のおかげで生きていられるということを感じさせるから。

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今回のメインイベントである諏訪湖に向かう。松本駅から岡谷駅までJR各駅停車で30分ほど。駅からスワンバスで湖衣姫(こいひめ)の供養塔のある龍光山観音院に向かう。湖衣姫は大河ドラマ「武田信玄」で南野陽子が演じた。武田信玄の側室である「諏訪御料人」で武田四郎勝頼の母。ドラマ中では信玄の初恋の人「おここ」の生まれかわりとして描かれています。勝頼を産んで、若くして死んでしまいます。

ドラマ放映時は、大型バスがやってくるほどにぎわったそうな。今は、誰もいなく、ひっそりとしていました。ドラマは1980年代ですからね。なお、湖衣姫は、2007年の大河ドラマ「風林火山」では由布姫として描かれています。小説によって名前が違うので。


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そこからSUWAガラスの里まで歩く。諏訪湖はぐるりと遊歩道とサイクリングロードが整備されていて、一周16kmとのこと。走っている人も多く見かけた。晴れた日は気持ちいい。

ガラスの里ではガラス工芸品がたくさん展示販売されていた。心はミニマリストなので、何も買わずに眺めるだけ。

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そこから再びスワンバスに乗って高島城へ。スワンバスは諏訪湖を周回している。1回150円だが、本数は1-2時間に1本程度。高島城は、諏訪氏の居城。当時はすぐそこまで諏訪湖の水が迫っていて「諏訪の浮城」と呼ばれたそうだ。今は湖からはかなり離れている。明治維新の時撤去され、1970年に再建された。

天守に上ると、山々の向こうに富士山が見えた。今日は暖かいので、もう数日で桜が開花するのではないだろうか。提灯がつってあって、花見の準備もできているようだ。城の中に「武田信玄」の古いポスターが飾ってあって、それがまさに湖衣姫であった。


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そこから歩いて上諏訪駅へ。松本に戻る前に、駅前の秋月そば本店へ17時開店と同時に入る。昼を食べていなかったので。ここで、みそ天丼を初めて食べる。タレが味噌味になっていておいしい。壁にはたくさんの色紙が貼ってあったので有名な店なのだろう。

そんな感じで2日目終了。

【松本】松本に2泊の遠征

2024年3月28日(木)

3月の3回目の遠征は松本へ2泊3日。遠征は平均月2回にしているが、この日程はテニススクールもなく、テニスコートも取れないので、どこかに行くことにした。割と近めの電車の旅。おりしも「武田信玄」を見ているところなので、諏訪湖を見に行こうということにした。甲府は前に行っているので。諏訪には東横インがないので松本ということになった。

特急あずさ松本行きは新宿で6割が埋まっていた。シウマイと鯵の押し寿司とビールで車窓を楽しむ。山々の向こうに富士山がちらっと見える。信玄が今川義元に、(駿府から見る)富士の全体よりも(甲斐から見る)富士の裾野を山々が隠しているほうが上品だ(尻を隠しているから)、と言った感じがよくわかる。

松本の街は、ゆったり、しっとりしてすごくいい。新幹線は通っていないけれどもにぎわっている。また来たい街だ。

もう夕方だが松本城に行く。外国人客も多くにぎわっていた。天守に登って気がついたが、多分昔登ったことがある。急な階段で思い出した。鉄砲の展示が豊富だった。城の歴史の説明が欲しい感じだった。

帰り道で蕎麦を食べる。信州に来たら蕎麦だな。地元の蕎麦屋に入る。天ざるを頼む。「中盛と大盛にできますが」というのでちょっと迷って中盛にする。来たら、これは完全に大盛なので、中盛にしておいて良かった。手打ちの感じが残っていて美味しい。

ホテルは東横イン松本駅東口。新しいタイプの作り。松本にはもう一軒東横インがある。13階から山々がよく見える。駅も目の前なので鉄道好きにはいいだろう。

【研究】「倫理特論」(D)の打ち合わせ

2024年3月27日(水)

これまで博士課程学生は研究指導のみで、コースワークがなかった。しかし、最近、必要なコースワークを必修化しようという動きがある。「倫理特論」はその科目のひとつだ。その名の通り研究倫理についての科目。私はその科目の担当8名の中の一員として入っている。まあ、今年限りなのだが。

その打ち合わせをZoomで行った。まとめ役は森岡先生。博士課程なので、剽窃といった研究不正というよりはもっと深いところについてシンポジウム形式で話すという形。面白くなりそうだ。

どんなことを話題にするかを各自が少し話したのだが、たとえば小学校で行われるソシオメトリックテスト(誰と仲がいいか、悪いか)。これは昔よく使われた方法だが、倫理的な問題をはらんでいて最近では行われていない。

社会学で「貧困問題」の研究をするときは、最初から「貧困をなくすにはどうしたらいいか」というような価値観を含んだ設定になる。それは研究としてはどうなのかなど。

これは面白くなりそうだ。内容的に微妙なところが出てきそうなので、録画は行わないとのこと。それはそれでもったいないかも。

改めて思うが、大学教員が集まって話せば、とても面白い展開になるということ。