KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【研究】「倫理特論」(D)の打ち合わせ

2024年3月27日(水)

これまで博士課程学生は研究指導のみで、コースワークがなかった。しかし、最近、必要なコースワークを必修化しようという動きがある。「倫理特論」はその科目のひとつだ。その名の通り研究倫理についての科目。私はその科目の担当8名の中の一員として入っている。まあ、今年限りなのだが。

その打ち合わせをZoomで行った。まとめ役は森岡先生。博士課程なので、剽窃といった研究不正というよりはもっと深いところについてシンポジウム形式で話すという形。面白くなりそうだ。

どんなことを話題にするかを各自が少し話したのだが、たとえば小学校で行われるソシオメトリックテスト(誰と仲がいいか、悪いか)。これは昔よく使われた方法だが、倫理的な問題をはらんでいて最近では行われていない。

社会学で「貧困問題」の研究をするときは、最初から「貧困をなくすにはどうしたらいいか」というような価値観を含んだ設定になる。それは研究としてはどうなのかなど。

これは面白くなりそうだ。内容的に微妙なところが出てきそうなので、録画は行わないとのこと。それはそれでもったいないかも。

改めて思うが、大学教員が集まって話せば、とても面白い展開になるということ。