KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

受講料4200円のコワさ

大学や教育センターで講演をするときは、講演全体として、謝金3万円とか5万円とかをもらうことが普通だ。聴衆からは直接お金をとらない。タダで聞きに来てもらう。しかし、今回は、一人一人から4200円也をいただく。私への謝金は最初からいくらというのは決まっている。しかし、一人一人から4200円をもらうという事実そのものが私にコワさを与える。

私はこの人たち一人一人に対して4200円を払うに値するような話をしているだろうか、という自問が、何度も何度も自分の頭を巡る。

これは初めてのことだからだろうか。何回か経験すればまったく慣れてしまうようなことなのだろうか。慣れることはないだろう。少なくとも自分自身にとっては。いつまでもこのコワさの前に謙虚でありたい。