妻と子どもたちは、幼稚園を2つ回って説明を聞いてきたようだ。明日も別のところに行くようだが、こんなふうに複数の選択肢から自分の気に入ったところを決められるというのは、いいことだと思う。
大学も、同じように、自分の気に入ったところを選ぶようにした方がいい。自分で選べるという権利を最大限に行使すべきだと思う。そのための機会として、オープンキャンパスという催しもある。自分がどんなことをやりたいのかということと、大学が提供してくれるものとのすり合わせをする場として、活用できるのではないだろうか。
偏差値の高いところに行くのがよい、と信じている人たちを否定しないし、エリート教育も必要だと私は考えている。しかし、偏差値の高さは、偏差値が高いこと自体でかなりの部分は自己充足的に維持される。その一次元的な見方そのものが、大学という個性への侮辱であると思ったりする。そう思っても現実は変わらないし、そう信じ込んでいる人たちはそのままにしておけ、などと思ってはいるけれども。