KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「アンナ・カレーニナ」

「原作を読まずに映画を見てすませる」文芸シリーズ。今回は、言わずとしれたレフ・ニコラエヴィッチ・トルストイの大作「アンナ・カレーニナ」である。当然、私は小説を読んでいない。

見た。見終わったが、登場人物の誰にも共感を覚えなかった。こんな映画も珍しいのではないかと思う。画面は華やかなのだが、心理描写がいまいち浅いのが原因だろうか。

ただ、アンナ役のソフィー・マルソーが、際限ないほど美しくて、かわいくて、輝いている。最後は悲惨な結末になってしまうのだが、原作小説に背いても、そんな結末にして欲しくなかった。ってそれはムリか。

しかたないから、映画前半部分のソフィー・マルソーをもう一度見直して、目に焼き付ける。ソフィー・マルソーのファンになってしまいそうだ。