参院選が近づいているので、戸別訪問の選挙活動もあるようだ。先日、「娘さんと同じ小学校の○○です」という人から訪問を受けた。
「奥様は?」
「今、出かけています。なにかご用でしょうか?」
「たいしたことではないのですが、今度選挙があるでしょう」
「ああ、参院選ね」
「ぜひK党に入れて欲しいのですが」
「いやです。K党は支持していない」
「あ……、そうですか。では、どこを支持しているんですか」
「そんなことをあなたに披露する必要はありません」
「そ、それもそうですね。では、奥様はどこを?」
「知りません。それぞれ独立した考えを持っていますので」
「あ、そうですね。で、では失礼します」
「まあ、がんばってください」
というようなやりとりでした。子どもの人間関係をだしにして、選挙活動をするというところが、反吐がでるほど嫌いである。おとといきやがれ。
とまあ、我ながらうまく演技できたな、と思っているのである。