強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,高橋璃子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 単行本
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これからの働き方「リモートワーク」をどう実践していけばいいかということが書かれている。とはいえ、どうやったらリモートワークがうまくいくのか、ということではなくて、リモートワークをうまくやるためには、まず強いチームを作ることが必要ということだ。
それは端的にはこういうこと:
- 監視する? リモートワークを任せられない人に何を任せられるのか?
- 仕事をさぼる誘惑は問題ではない。すぐに飽きて、やりがいのある仕事に戻るから。
- もちろん顔を合わせる会議には価値がある。その回数を減らせばその価値はさらに高まる!
- 楽しい仕事を、楽しい仲間とやることだ。
- モチベーションを無理に高めることなどできない。それが上がらないのは仕事に問題がある。モチベーションはむしろバロメータなのだ。
- オンラインで嫌な言葉を発する人は排除しよう。嫌なヤツは雇わないことだ。文章力のある人を雇おう。
……
この本を読みながら、本当にそうだよなあと感心する。
読みながら、「リモートワーク」を「リモートラーニング(=eラーニング)」に置き換えても、そのまま成立するんじゃないかと気がついた。
まさに、eラーニングの不幸は、「学習者を監視する」という発想から来ているものだから。そうではなく「楽しい学習を楽しい仲間とやる」ようにすることだ。