KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

坊っちやん泳ぐべからず

朝、7時に起きる。職員会館の手作り朝食がおいしい。

公開講座が始まる午後2時まで、時間がある。

山の上にある松山城に登る。ロープウエイやリフトもあるが、歩いて登る。ウオーキングの代わりだ。松山城からは街が一望できる。ここはほどよく観光地化されていて、人でにぎわっていた。丘に登って街を眺めていると、瞑想気分になってくる。こまごまとした日常の問題がどうでもいいことのように消えていく。といっても、そうたいした問題があるわけでもないのだが。とにかく理由もなく「いいんだ。これでいいんだ」と思えてくる。うん、それでいいんだ。

それでいいんだ、と納得したところで、山を下りる。繁華街をぶらぶらと歩く。路面電車の行き先を見ると「道後温泉」とある。ああ、この線路に沿っていけば、道後温泉に着くのだな。歩こう。

30分ほど歩いて、道後温泉に着く。案内を見ると、本館というところに行くと温泉に入れるらしいので行ってみる。まだ昼間とあってそれほど混んでいない。ここは温泉にクラス分けが導入されていて、一階、二階、個室となるにつれて、値段が上がる。300円を払って一階の温泉に入る。ごくふつうのお風呂である。きっと二階は豪華なのに違いない。しかし、今の私はここで十分。ふと見ると「坊っちやん泳ぐべからず」と書かれた看板がかかっていた。なごむ。

ほかほかになったところで、大学に戻る。

「21世紀の大学教育:個別化、Web化、遠隔化」というタイトルで話をした。参加人数はちょっと少なかったけれども、みんな熱心に聞いてくれた。ダメ元で持っていった(というのは講演内容とはあまり関係なかったから)「自己表現力の教室」も6冊売れた。ありがとうございます。

うーん、松山はいいところだ。