KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

あどらー連、阿波踊り

アドラー心理学会2日目の夜は、立食形式の懇親会が開かれた。

フラダンスや、コーラスといった出し物もちょっと珍しい(が、アドラー心理学会では伝統的なもののようだ)。しかし、圧巻は徳島名物阿波踊りだった。なにせ、この日の阿波踊りのためにアドラー心理学会特製の浴衣を作ってしまったのだから。背中には「あどらー」の「あ」が染め抜いてある。女の人が持つうちわには「鬼ママ」のイラストが描いてある(アドラーネットには「鬼ママ」と自ら名乗る人々がいる)。

阿波踊りの踊り方についての指導があったあと、みんなが輪になって踊る。楽しい。これでいいのだ。

このアドラー心理学会、来年の総会は(なんと)富山県の砺波で開かれる。懇親会の終わり近くに、来年の総会を開く富山の代表が歓迎の挨拶をする。その人が壇上に上がるときに、私も一緒に引っぱり出されてしまった。こういうときに「なされるがまま」状態に陥るのが私の欠点である。文脈の中で生きている人間である、とも言える。または、ポリシーがない、とも言える。そんな中、壇上で「来年富山に来てくださーい」ということまで言ってしまった。となれば、来年の総会のために手伝わないわけにはいかないではないか。

私の仕事の第一歩としては、学生さんの何人かをにわかアドレリアンに育て上げて、総会を手伝ってもらうことであるな……。

最終日3日目の午前は「男女共同参画社会」についてのシンポジウムが開かれる。しかし、私は東京で仕事をするために、朝の便で徳島から羽田に飛ぶ。

朝早くに起きて朝食を取りに行く。みんな、きのうの夜遅くまで飲んでいたのでいない。と思ったら、朝食を食べながら「アドラー心理学とボディワーク」について議論していた人たちがいた。私も一緒に聞かせてもらう。

アドラー心理学の未来は大丈夫、となんとなく確信した。