KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

保護者に成績を知らせるサービス

今年は学生生活委員というものを仰せつかっている。ひとつ懸案がある。それは、学生の保護者に対して、学生の単位取得状況を知らせるサービスをするのがよいか、あるいは今まで通りしないでおこうかということである。

保護者というのは、つまり学費を出している人のことで、ふつうは親ということになる。最近は社会人学生も増えてきているので、この場合は保護者という概念は適切ではないかもしれない。

こういう話が出てきたのは、教務係の方に保護者から成績の問い合わせがけっこうあるからなのだそうだ。まあ、学費を出している側からすれば、その学生がうまくやっているかどうかくらいは知りたいと思うかもしれない。また、保護者の知らないうちに、何年も留年していたということもたまにあるらしい。

聞けば、工学部ではすでに、年に一度、保護者に対して学生の単位取得状況を郵便で知らせているそうだ。それを教育学部でもやるかどうか、ということだ。

保護者としては知りたい人もいるかもしれないが、一方で、学生の成績を、保護者とはいえ、本人以外に知らせてもいいものかどうか、というところも気にかかる。私学では、これは当たり前にやっているということも聞いたが、実態はどうなのだろうか。