引っ越しはまだ先だが、もうテレビのアンテナ線を抜いてしまったので、テレビが見られない。この状態で3日目。
すごいよ。
家の中が死んだように静か。ああ、いつもしゃべっていたのはテレビだったんだなって、よくわかる。朝も静か。夜も静か。
そして、時間がゆっくりと過ぎる。
一日が長くなったような、そんな錯覚にとらわれる。この感覚、どこかであったような気がする。そうだ、タイに一年間住んでいたときの感覚と同じだ。もちろんタイにいたときもテレビはあったけれども、ほとんど見なかった。だってタイ語の番組だもんね。だから、一日一日が長かった。
テレビを消すだけで、一日が長くなる。
本でも読もうかという気分になる。お風呂にゆっくり入ろうかという気分になる。