KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

できないのがくやしくて涙が出てきた

文京学院大での最後の授業。

Cプログラミングは最終テスト。出題している方としては、素直な問題だと思う。通過テストよりもやさしいと思う。しかし、受講生たちは苦戦。

テストの途中で泣いている学生がいたのでびっくりした。なんでも、できないのがくやしくて涙が出てきたのだという。その意気やよし。最後のテストなんだからできて欲しい、と心から思う。

しかし出来は悪かった。泣きたいのはこっちの方でもある。なぜ? 苦労して通過テストを全部終えて臨んだ最終テストなのに。素直な問題なのに。

PSIでは、最終テストは飾りのようなものだ。ステップバイステップで通過テストをひとつひとつくぐり抜け、完全習得学習を実現しているのだから、最終テストではほとんどの人が100点を取るのだ。あまりにもみんなが優秀な成績を取るのが一因になって、アメリカの大学ではPSIが廃れたという話もあるくらいだ。

最終テストの出来が悪かったということは、PSIがうまく行かなかったということなんだよね。それを素直に認めよう。学生にたずねてみたら「応用問題に弱いんですよ」といっていたけれども、応用問題も含めて通過テストで訓練しているはずなんだよ。気が付いていないかもしれないけどさ。

ふう。来年度は授業設計をし直す必要があるな。