授業は6週目を終わって、もうすぐ折り返し地点というところまで進んでいる。にもかかわらず「情報社会」も「実践教授設計論」もやっと1サイクルのトピックを終わったところだ。
ここでわかってきたことは、「グループワークのやり方こそが重要だ」ということだ。当たり前のことかもしれないが、個性も性別も学年も意欲もばらばらのグループをどのようにして生産的なグループにするかは、非常に難しく、挑戦的な課題でもある。それは単に「では、話し合ってください」というような号令でうまくいくものではない。そうではなく次のような道具が用意されていなければならない。
- 明確な課題、解決すべき問題
- 話したことを外在化できるもの(用紙、パソコン)
- 記録係
- タイムキーパー
- 結論のフォーマット
- シェアの仕方
この中で一番大切なのは、初めの「明確な課題」だろう。とはいえ、これが教員には一番難しいものだ。良い問いを立てられれば、半分問題は解決したもの同然、だからだ。