KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

メールの返事が遅れててごめんなさい

「メールの返事が遅れててごめんなさい」ってコメントを見るたびに不思議に思うのだが、日記を書いているとそんなにメールが来るものなのか。ワシなんて今まで数えても半年で数通くらいだぞ(しくしく)。

  • まぐね「ハラにいちもつ」99.2.22より

 そういわれてみればそうだ。謝らなきゃいけないほどメールが来るものなのか。返事が書ききれないほどメールが来るものなのか。まぐねさんと同じく、私も日記を書いていてそんなにたくさんのメールをもらったことはない。なんだかウラヤマシイ。私も「メールの返事が遅れてスミマセン。今がんばって書いているからね」と書いてみたい、一度くらいは。

 いやまてよ。この文言を書くのは、100%女性の日記書きではないか。少なくとも私が読んでいる男性の日記に「メールの返事おくれててごめん」という文言が書いてあるのを見たことがない。きっとメールがたくさん来るのは女性日記に限定されるのだ。

 「AERA」99.3.1号の「メールで化ける「男が女」「女が男」」という記事にあるように「男性の質問には大した反応を見せないけれど、女性の質問には、みんなきめ細かく答えるんですよね」。うん、その気持ちよくわかる。何か困っているんです、という文章を読んでも、それが男なら「自分でなんとかせーよ」と思ってしまうけど、女ならつい「教えてあげたい」と思ってしまうものだ。まあスケベ心もかなり混じっているんだけどね。

 いやあれか。ひょっとすると、こういうメールって100行くらいのものすごい長いメールだったりして。それで返事書く方も、そっけない返事を出すわけにはいかなくて、少なくとも50行くらいのメールを書かなくちゃいけないと思っているんではないだろうか。その時間をなかなか見つけられないで、それでメールの返事が遅れる、と。ああ、きっとそうだ。見たことはないが、こういうメールって、すごく長いのだ。そうに決まっている。わざわざ日記の感想をメールで書くくらいなんだから。きっとこんな感じ。

○○さんの日記、いつも読んでいます。これでも隠れたファンなんですよ。うーんと、一番最初に読んだのはいつのことだったかな。それは私が初めてインターネットをやって、右も左もわからないときに、たまたま◇◇というページから□□というページにリンクして、そこの掲示板に書き込んだら、こんな面白い日記もあるよって言われて、まず△△さんの日記のファンになって、その人が○○さんの日記のファンだったというので、それが○○さんの日記を初めて読んだきっかけだったんですよね。とにかく○○さんの日記、おもしろいです。どうしたらあんなに毎日毎日おもしろいことをかけるようになるのでしょうか。私もWeb日記を書いてみたいと思うけど、きっとだめだな。普通の日記帳だって三日坊主なんだ。○○さんは日常のほんのささいなことをネタにして面白い文章を作り出すのですよね。ほんと、すごいと思います。(…以下100行ほど続く…)

 なんだか、創作しているうちに、「違う、こんなんじゃない」という声が聞こえてきたので、止めます。

 とにかくきっと長いメールであるに違いない。私は「電子メールの本文は5行以上書いてはいけない」というマナーをかたく守っているので、時代は変わったなあと思うのである。