KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

カウンターというささやかな楽しみ

 ホームページのカウンターはホームページ作者にとっては動機づけである。「あ、読まれているんだ」という小さな満足は、自分のページをますます面白いものにしようという動機づけになる。 (…)カウンターの数字は読者がいるよということのさりげない痕跡だ。チクセントミハイは「楽しむということ」という本の中で、それが面白いと感じられるためには、その行為を測るものが精密に目盛られている必要があるということをいっている。(…)はたしてカウンターが精密な目盛りを持っているかどうかは怪しいところだ。丹念に読まれても、ざっと流し読みされても、深く感動されても、ちぇっ、くだらねぇと舌打ちされても、アクセス一回は一回だ。毎度あり、でカウンターはひとつアップする。

  • chiharuNews(96.8.12)「動機づけカウンター」より

 先週からカウンターを新しくつけた。FastCounterというサイトが提供しているもので、その名のとおり軽いのが特徴。無料カウンターはたくさんあるが、軽いことが私の絶対条件だった。今のところこのカウンターには満足している。週ごとにアクセス集計もしてくれるので、だいたいのアクセス動向が分かる。お勧めである。

↑「FastCounterを使う場合は友人二人にこのことを話してね」というのが条件になっていたので、これで義務は果たしたことにする。なんだかアメリカっぽい利用条件だなあ。ちょっと気に入っている。

 カウンターは、なければないで気にならないものだが、一度設置するとその動きを確認することが楽しいのも事実である。初めて本を出した著者や初めてCDを出した歌手が、その売れ行き動向にどきどきするのと同じ気持ちを超小規模に味合わせてくれるものなのだろう。カウンターがアップしたからといって何か儲かるという話でもないのだけれども、だからこそうれしいということがある。