KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

できれば多くの受講生に来てもらいたい

 昨日は日記を書こうとしたのだが、とても眠くて結局書けないまま寝てしまった。以前は日記を一日でも欠かさないようにと、ある種偏執狂のようにこだわっていたような気がする。今はそれほどのこだわりがない。まあ一日くらい休んでもいいかな、というくらいのユルい気持ちになっている。あまりユルくすると、それが習慣になってしまうような気もするけれど。

 眠かったのは、まだ授業が始まって間もない時期だということによる。授業が始まってから2,3回たたないと落ち着かない。緊張感もあって、しばらくは疲れやすい。

 授業の第一回目は、どれくらいの人数が授業を取ってくれるのかわからないのでどきどきする。あんまり少なすぎても、寂しいし、逆に教室からあふれるほど来てもらっても大変である。願わくはちょうどよい規模の人数が集まってくれるといい。それはだいたい40-50人程度だ。

 以前はなるべく少ない人数でやりたいと思っていた。10人とか、それくらいでもいいと思っていた。少なければ少ないほどいい、とも考えていた。しかし、最近は、同じ授業を開くなら、なるべくたくさんの学生に来てもらいたいな、と思うようになってきた(ゼミは別である。ゼミ形式の授業は10数人でやっている)。欲が出てきたということか。同じことを話すならできるだけたくさんの人に聞いてもらいたい、と単純に考えるようになった。

 この変化は何だろう。おそらく以前は自分の授業に自信がなかったのだろう。自信のなさの裏返しとして、少ない人数の方がいいと考えていた。なぜならその方が(受ける側の)被害が少ないから。今も、自分の授業に十分な自信を持っているというわけではない。しかし、授業をすれば、どれくらいの影響を学生に与えられるかということが過大も過小もせずに予測できるようになってきた。それで、自分の授業をできるだけたくさんの人に聞いてもらいたいと思うようになってきた。たとえわずかな影響であっても、たくさんの人に聞いてもらえばその人の中で何か化学変化するチャンスは大きくなるわけだから。