KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

立派すぎる町のコミュニティセンター

 連休5日目で最終日。最近開館したという町のコミュニティセンターに家族で行く。隣には、これも開館したばかりのスポーツセンターが建っている。両方とも、住んでいるこの町にしては不釣り合いなほど立派な建物だ。いったいどこからこの金が出ているのか、いらぬ心配をしてしまう。

 それでなくても、富山県では2000年国体のためにたくさんの体育施設が新設され、それとともに主要な道路も立派なものになっている。住民としては住みやすくなってけっこうなことなのだが、税金の流れが気になる。実際、この町の人口は横ばいか減少傾向にあるのだ。富山県全体としても人口を増やすための政策を練っているようだが、なかなか難しいようだ。

 田舎の住みやすいところに人口が集まらず、逆に住みにくい都会に人口が集中するのは、一見不思議な気もするが、人は人の集まるところに行きたがるということなのかもしれない。そこには熱気やエネルギーのようなものが感じられるような気がする。「そういう熱気が、ダメ」と言ったりする私はもはやアウトの人間か。

 さて、コミュニティセンターだが、メインは「本の森」と名付けられた図書館だ。子供用のビデオやCD-ROMを楽しむことができるようになっている。子供が遊べるコーナーもあり、そこでは紙芝居がたくさん並べてあった。さらにインターネットコーナーがあり、最新のウィンドウズパソコン(液晶モニタ)が4台並べてあって、高速回線につなげてある。大学の回線よりも速いくらいだ。

 ブラウザを立ち上げると、すぐに自分のホームページを確認する。次に日記猿人のリストを見る。ほとんどビョーキである。あとで妻に「ブックマークしてこなかったでしょうね?」と責められる。よかった、してこなくて。

 帰り道に、野菜の苗を売っている農園を見つけたので、ナス、ピーマン、ミニトマト、それからサツマイモの苗を買う。サツマイモを植えるのは初めてのこと。やせた土でなければ、生い茂るばかりで肝心のイモが大きくならないと聞いた。庭の畑の土はよく肥えているので心配だが、とりあえず植えてみようということになる。