- 作者: 平林純
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「高橋メソッド」(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20051214/)以来、スライドを使ったプレゼンの指南書がたくさん出ているような気がします。
この本には、プレゼンに使うスライドを作成するときに、
- スライド間のつながりを自然に(前後を少しダブらせる)
- チャートを作るときは説明テキストとチャートを離さない
- レイアウトするときはZの法則で(視線の動きに合わせる)
など実践的で合理的なコツが書かれています。
こうしたコツの研究的な根拠としては、Willows & Houghton(1987)のThe Psychology of Illustration: Basic ResearchとThe Psychology of Illustration: Instructional Issuesにさかのぼることができます。この2冊はAmazonでは品切れになっているようです。
あとは、発表者の手の動きに目が惹きつけられることを明示的に語っているのがおもしろかったです。
私は話をするときは、立っていても、座っていても、手をひらひらとよく動かすという指摘を受けたことがあるのですが、それは聞き手の視線を惹きつけていたことになりますね。
実際にアイカメラを装着して、スライドつきのプレゼンを見てもらい、どのように視線が動いているのかデータを取ってみるとおもしろそうです。