KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

一年前ボタン

 「しごとにっき」はずいぶん続いている。私は日記をつけることはそれほど苦ではない。それが証拠にB5版のフィラーノート(コクヨ製)に大学生時代から書き続けた12年分の日記がちゃんと残っている。それ以降も、手帳につけたり、無印良品のノートに日記をつけたりしていた。

 振り返ってみると、日記を続けるポイントはなるべく同じ規格のノートに書くということだ。規格を統一しておけば、あとでまとめるときに散逸しにくいのだ。しかし、どうも私は飽きっぽい性格で、同じ手帳やノートに書き続けることができない。12年間、同じ規格のノートに日記を書き続けたのは奇跡的なことだったと思う。きっとどうかしていたのだ。

 今は、ホームページの「しごとにっき」にデジタルで日記をつけている。デジタルで書いておけば、物理的な形式の違いは無視できるので、飽きっぽい私にもあっている。飽きてきたらホームページの背景をちょっと変えたり、レイアウトを変えるだけで気分転換することができるからだ。

 さて、このデジタル日記がずーっと続いたら、やりたいことがある。それは、「一年前」ボタンをつけることだ。つまり、このボタンをクリックすると、一年前のその日の日記にリンクするのだ。さらに、その日の「一年前」ボタンを押していけば、どんどんさかのぼって日記が読めるわけだ。

 よく十年日記とか五年日記というのが売り出されているが、それのデジタル版である。しかし、あれをちゃんと十年なり五年なりつけ通したという人は日本全国でもひょっとすると一人もいないのではないかと私は疑っている。十年日記帳をつけ通したものを持っているという人はぜひ知らせていただきたい。十年目の12月31日の日記を書いたとたん死んでしまうような気がするのは私だけだろうか。

 その点、ホームページ上の日記ではなんとなくできそうな気がするのだ。とりあえず早く一年分の日記を完成させて、「一年前」ボタンを付けたい。早く来い来い、一年目。