KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ビデオ講義

ゼミ訪問の学生がばらばらに何人か来る。男性が3人と女性が1人。

卒論を書くまでつきあうことになるので、できれば教員の顔を見て、話をして決めた方がいいと思う。その意味で、積極的に訪問してほしい。

1月いっぱいで授業は終わりになる。そのあとは、来年度の授業の準備が待っている。とりわけ通信教育用のビデオを撮らなくてはならない。これは初めての体験だ。とはいっても、教室で講義をするのと同じく、良い講義にするためにはなんらかのポイントがあるはずだ。

いわゆる教育番組的な、バストショットで、台本を間違えずに読んでいくようなスタイルのビデオ教材はかなり退屈になるだろう。そういうものを作る気はない。

今考えているのは、2、3人の学生に聞き役を頼むということだ。聞いてくれる人がいれば、けっして台本棒読みにはならない。生きた話ができるのではないか。まあ、とちることもあるかもしれないが、別にとちったからといって撮り直しをしなくてもいいような気がする。むしろ、人間味があっていいのではないだろうか。

それから、せっかくだから話を聞いてもらった学生に質問をしてもらって、質疑応答をする。なんなら、呼び水としてこちらで用意した質問をしてもらってもいいし、その場で思いついた質問をしてもらってもいい。こうなるとかなりガチンコ勝負だ。真剣味がでてきていい。

さらにいえば、最後に学生に課題を出す。こちらが提供した話がきちんと理解されているかどうかが検証できる。

ここまでいくと、聞き役の学生がかなり重要な役どころになりそうだ。りっぱな出演者として扱わなくてはならない。