- 作者: 畑村洋太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/19
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (81件) を見る
組織における技術の伝え方について書いてありますが、著者も意識しているように、一般的に何かを教える・学ぶという場面で、どのようにしたらいいのかということを考えさせる内容になっています。規範的でなく、実質的に相手に何かを伝えるにはどうしたらいいのか、ということについて実践的なコツが書かれています。
- 大切なのは伝える立場に立った伝える方法ではなく、伝えられる立場に立った「伝わる」方法を見出すこと。
- 失敗させることで、悔しいという気持ちとともに、新しい知識を受け入れる素地ができる。
- 正しく伝えるためのポイント
- まず体験させろ
- はじめに全体を見せろ
- やらせたことの結果を必ず確認しろ
- 一度に全部を伝える必要はない
- 個はそれぞれ違うことを認めろ
- 話自体を整理しすぎるとつまらないものになってしまい、結果として伝わらない。
- 伝わったかどうかを相手にアウトプットさせて、それについてフィードバックする。
- 正しいやり方を書いた紙の裏に、そうしなかったときに何が起こるかを書いておく。