日本心理学会(立命館大学)で表記のシンポジウムが開かれました。修士ゼミ生のすがやさんが登壇しました。プロのマンガ家ですから、研究にもその強みが活かせます。
- 視線誘導などの実験心理学×マンガ
- マンガ専門職の育成×インストラクショナルデザイン
- 学習マンガの設計・デザイン×教授実践
というような領域で成果が出てくるのではないかと期待できました。
他の登壇者では、雨宮俊彦さん(関西大)の話が面白かったです。
たとえば、マンガのキャラは、低人(どうしようもない人)か超人(スーパーマン)で作られるというようなこと。キャラは、図式化(平均化)されるか、あるいは逆に、カリカチュアライズ(平均から離れる)されるかどちらか。平均化されたキャラが意味をもつのは、読者が感情移入しやすいから。抜いた絵の方が読者が入り込みやすく、逆に写実的な絵にはセリフをしゃべらせにくい。
ここらへんは、学習マンガの設計にも応用できそうな知見です。