今年から、口頭発表からポスター形式に変更されたのだが、良くなった点がいくつかある。
- 在校生が、さまざまなゼミの卒業研究を直に聞く機会が拡大した。
- 以前は、部屋ごとに発表が行われ、発表中は移動ができなかった。
- 全体がうるさいので、私語は厳禁としよう。
- 教員の評価はより厳格になった。
- これは主観的な印象だが、発表を間近で聞くことで、より直接的な質疑が行われていた。
- また、「そこの説明はとばして次に」とか「ここはもっと詳しく」などのコントロールができる。
- 話している途中での質問もしやすい。
一方で改善点もある。
- 発表時間は短くなった。
- 1グループ4件の発表では、一件あたり15分になる。少なくとも20分(10分発表10分質疑)は必要。
- 1グループ4件で組むなら、1セッション80分とするのがいいかもしれない。
- あるいは1グループ3件で統一する。
- 広い会場を使い、隣の発表との距離を置く。
- 声が聞きづらいという点で広い会場が必要。
- 大会発表では今回のような形態が一般的だが、卒論口頭試問という意味ではできるだけ条件を良くしたい。
- 隣のポスターとは少なくとも5メートルくらい離すべし。
- 多くのゼミ生を抱える教員には身体的な負担が多い。
- たちっぱなしなので。椅子を用意するといいかもしれない。
- 採点教員用の椅子をあらかじめ3つ用意しておけば、後ろからの観客もかえって見やすくなる。
総合すれば、今回の形式のほうが良いと言える。特に、教員のコミットメントが強くなったこと、在校生の視聴の自由度が大きくなったこと、全体的な盛り上がりと一体感(これ重要)があることが長所だ。