雑談から「やたらポジティブな人たちのネガティブな副作用ってあるよね」というような話題になった。ポジティブな人と話していると、なんか自分のこだわりとか熟考とかちっぽけなもののように思えてくるような副作用。
探してみると「ポジティブ心理学のネガティブな側面」という論文もあってちょっと面白かった。
- Held, B. S. (2004) The negative side of positive psychology, Journal of Humanistic Psychology, 44(1), 9-46.
- http://www.bowdoin.edu/faculty/b/bheld/pdf/JHP-held-2004.pdf
この論文は、ポジティブ心理学運動の論考で、最初の思いつきとは関係ない。でも、
- ネガティブであることをポジティブに評価すること、たとえば、注意深いとかリスクを考えるとか。
- 根拠のない非科学的なポジティブさに対しては、ネガティブになろう。それは間違ったポジティブさだから。
というところは大切かもしれないね。