- 作者: 石弘光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 新書
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著者が学長を務めた放送大学と、各国の公開大学の現状、そしてeラーニングと生涯学習の全体を概観するのにいい本です。
早稲田大学eスクールのこともちゃんと言及してあります(p.38-39)。
「その後124単位すべてをインターネットによる授業により単位修得できるようになった。かくして早稲田大学のようなeスクールの設立が、制度的に認められるようになったわけである」
「eスクール」が「インターネットを利用した大学」の一般名詞として使われているのが気になりますけど。私の理解としては、早稲田大学人間科学部通信教育課程の愛称が「eスクール」なので。o(^▽^)o
あとは、次のような点が参考になりました。
- イギリス・アメリカの公開大学ではコールセンターの充実が学生の満足度を高めている。放送大でも現在35人体制のコールセンターを設け、問い合わせ(年間6万コール)だけでなく、大学からフォローコール・サポートコールをするようにしている。
- イギリス公開大学の特徴は、チューター制度。科目ごとに15〜20人の学生に1人のチューターがつく。全学で8000人のチューター。なお学生数は18万人。