全国専門学校教育研究会からの依頼で2日間の研修を実施しました。テーマは「専門学校における効果的なインストラクショナルデザインの利用方法」でした。参加者は各地からの専門学校教員17人でした。
この研修は以下のような内容で進めました。
- けん玉での実習:教え方の3原則「スモールステップ、即時フィードバック、チャレンジ/スキルバランス」
- 授業デザインの枠組み:ガニエの9教授事象、パイクの90/20/8、ケラーのARCS、マイクロフォーマット
- 問題中心主義 (PBL) でグループワークをデザインする:メリルの第一原理
- ゲームの要素を取り入れる:ゴール、スコアカード、フィードバック、やり方の自由度、適切なコーチ
- 統計学の入門授業のデモンストレーション
- 自分の授業一コマをデザインする
- KP法によるプレゼンテーションとコメントフィードバック
- まとめ
写真のホワイトボードを見るとわかるように、専門学校で教える内容は多様性があります。また常に具体的で実践的な内容です。その意味で、その授業設計においてはインストラクショナルデザインを応用する価値があります。私にとってもこの研修は面白く、楽しいものでした。どうもありがとうございました。