KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

面白すぎは体に毒

「新雑記」7/10付日記より:

テレビ見ながら「この番組はとっても面白い。だからこそ、早く終わってほしい」と思ったりとか。

 文脈は違うのだが、私もよくそう思う。テレビだけでなく、面白い本や記事を読んでいるときもそう。「ああ、面白いなあ、全部は読みたくないなあ」ということで、よくとばし読みをしてしまうか、途中で読むのをやめてしまう。

 たとえばテレビ番組の「そこが変だよ日本人」というのは面白い。つまらないときもあるのかもしれないが、私が見るときは必ず面白い。面白すぎるので、あまり見たくない。たまたま見てしまったときは、一番面白いところで見るのをやめてしまったりする。なるべくならはじめから見ないようにしている。

 なんだろうね、この心理は。

 きっと「面白すぎるのは体に毒だ」とでも思っているのかもしれない。あるいは「面白すぎるのはひょっとしてとんでもないインチキなのかも」か。私の感覚としては、つまらない大量のデータが累々と続いて、なんだよこれ、もういいかげんにしてくれ、と思いかけたそのときに、ぎょっとするほどの鋭い言説が出てくると、本当に面白いと感じるからなのかもしれない。