KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

祝日授業実施案

 今日から授業開始。第1回目の授業では日程表を配るのだが、今年の木曜日は祝日にぶつかっている日が3回ある。つまり、前期15回のところ、12回になってしまっているわけだ。これは授業をする方としても受ける方としてもスケジュールがかなり厳しいので、1回補講をするように学部の方からアドバイスされている。

 それでなくても、前期は4月に授業が始まったと思ったら、すぐに5月の連休が来て、ペースを作るのが難しい。信州大学の守一雄先生が、「大学では祝日に関係なく授業を実施する」という提案をして、教授会でみごとに却下されたということをWebページで読んだ覚えがある。大学には夏休み、冬休み、春休みがあって、休み期間が長いのだから、せめて授業期間は祝日に無関係に授業をした方がいい、というまっとうな理由である。特に、週1回のペースでの授業では、1回祝日がはいることによって2週間の間があくので、効率がよくない。

 祝日でも授業をするという提案が教授会で否決されたのは、驚くべきことではない。まあ、先生も学生も、世の中が祝日なのに教室で授業をしているというのは何となく気が乗らない話だろう。世間が休んでいるのに、大学だけ授業をしているというのも、ストイックでいいかもしれないと思うのだが。

 今年のように木曜日の授業が3回もつぶれるケースを考えると、「祝日授業実施案」もいいのではないかという気がしてくる。1,2回の祝日では、補講をすることもあまりないけれども、3回つぶれるとなると補講の必要性を感じる。厳密に考えれば、15回の授業という計算で授業料を取っているわけだから、祝日でつぶれた分を補講しないというのは、契約上も問題があるかもしれない。

 私が学生だった頃は、先生が出張などで休講になると大喜びしたものだった(それでなくても私は授業をサボることが多かったが)。しかし、最近の学生はそういうことはないように見える。