KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

第1回遠征でわかったこと:昔話の効用

2022年4月25日(月)

サバティカル期間は研究出張も含めて、月に2回は遠征をしようと考えています。先日第1回目の遠征として、姫路〜三宮に行ってきました。そのときに気づいたこと。

MacBookは不要です。キーボードを打つと仕事モードになってしまうので、わざわざ遠征している意味がなくなってしまいます。ですのでMacBookではなく、iPad mini 6を持っていくことにします。これであれば、Kindleも読めますし、手書きジャーナルも書けます。これで十分です。私は普段使いではiPad Pro 11インチを使っています。しかし、遠征に持っていくにはminiの方が軽くていいです。

今回、テニスラケットを持っていきました。遠征先でテニスをするためです。ラケットはスーツケースの中に入らないので伸縮するスーツケースベルトを買いました。遠征先でわざわざテニスをやることもないかな、とは思います。でも遠出をした先でのスポーツはリゾート感を高めてくれます。ですので、ラケットを持って行ってよかったなと思いました。

eスクールの卒業生は日本全国にいます。そうした人たちと会って昔話をするのはめちゃくちゃ楽しかったです。昔話の効用というのはなんでしょうか。単に昔の楽しかったことを思い出すこそそのものが楽しいというのがまずあります。もうひとつあるとすれば、現在の自分を見直すことができることかもしれません。昔のことを思い出して、その延長線上に現在の自分を置いてみるのです。そしてそのつながりを吟味する。そうすると昔のさまざまな出来事に意味があったことがわかることがあります。それがまた昔話の味わいを生んでいるのかもしれません。

eスクールの授業もスタート、からのトランジション

2022年4月18日(月)

通信教育課程eスクールの授業もスタートしました。私が担当していた、データリテラシー、スタディスキル、専門ゼミ、卒研ゼミのそれぞれの授業は代講の先生が受け持っています。今年度のeスクールは入学者数が一段と増加しましたので、教育コーチがギリギリ間に合うかというところまでいき、ちょっと慌てました。しかし、無事スタートしました。

それぞれの科目では月1回Zoomミーティングを行います(任意参加)。その初回だけ顔見せに出てみました。感じたことは、代講の先生にもう完全に任せられるということです。安心しました。これで私はサバティカルに専念することにしましょう。同時に、もうそろそろ大学教員の仕事は終わりにしてもいいのかなと感じました。授業をしたり、ゼミをしたりすること自体は楽しくやりがいのある仕事です。しかし、もう私よりも若い人たちに任せる方がいいのではないかと感じました。

キャリア発達でいうところの「トランジション(移行)」でしょうか。

古代インドの教えでは、人生を4つの期間(四住期、アーシュラマ)に分けています。それは、学生期(師のもとでヴェーダを学ぶ時期)、家住期(家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期)、林住期(森林に隠棲して修行する時期)、遊行期(一定の住所をもたず乞食遊行する時期)の4つです。

ja.wikipedia.org

今の自分をこれにあてはめると、林住期へのトランジションにあたるのかなと思っています。「森林に隠棲して修行する時期」というのはなんかいい感じです。これを目指していきたいと思います。

サバティカル入りして2週間

2022年4月15日(金)

サバティカルに入って2週間が経ちました。大学院のゼミだけを担当すればいいというのはとても快適です。毎週の授業に追われることがない、そして会議がないというだけで自分の時間がたくさん取れます。授業がないことで学生とのコンタクトがなくなり、さみしくなるかなという予感もありましたけど、これも慣れてしまうでしょう。

1回目の学部のゼミだけは顔を見せることにしました。対面によるゼミが復活しました。やはりゼミは対面がいいですね。これで学生同士の交流も毎週できるでしょう。毎週1回決まったメンバーと顔を合わせるということは、実は所属感の土台になっていたのですね。

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・映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

Netflixで「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(片渕須直, 2019)を見ました。「この世界のいくつもの片隅に」は劇場ですでに見ていたのだけれど、長尺版(2時間46分)という変化以上に、全く違う映画のようでした。すずさんがより一層深く描きこまれています。舞台の呉市には今年中に行こうと思っています。

https://ikutsumono-katasumini.jp

・益田ミリ著『47都道府県女ひとりで行ってみよう』

益田ミリ『47都道府県女ひとりで行ってみよう』(2011, 幻冬舎文庫)をある人から紹介されて読みました。ひと月に1箇所旅行して、数年かけて47都道府県を制覇しましたというエッセイ。

https://www.amazon.co.jp/dp/4344416600?tag=chiharunosite-22

どこに行ったとか、見どころとかいうのではなく、女一人旅の不自然さをどうにか誤魔化したいと悪戦苦闘する著者の姿を楽しむ文章ですね。でも、ここに行ってみようかなという気を起こさせるのが不思議な感覚でした。

女性の一人旅も著者が旅した2002年頃から比べると、今では全然不自然ではなくなっていますよね。

内容とは関係ないですけど、久しぶりに文庫本を読んで気づいたことがひとつありました。それは「文庫本は活字が小さすぎてもう読めないな」ということです。年齢によるものですけど、視力が落ちているので、小さい活字をたどるのが辛くなってきているのです。これからは、iPad版Kindleで読むようになるでしょう。これなら活字を大きくできますので。

・noteを始めて8年

noteから「noteを始めて8年」のバッジが届きました。もうそんなに経ったのですね。ブログを書くことはnote以前にも長い間してきましたけれども、noteは自分の文章を読んでもらうためのプラットホームとして革新的でした。この間たくさん使わせてもらってきました。シンプルなシステムからスタートして過度に複雑にならずに使いやすくなってきていると思います。これからもよろしくです。

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