KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【出雲】徳川家康最終回/川瀬巴水の新版画とスティーブ・ジョブズ

2024年2月22日(木)

昨日で大河ドラマ「徳川家康」は最終回第50回を見終えた。最終回は90分の拡大版となり、見応えがあった。忠輝と伊達政宗の問題が山で(ここの話題は「どうする家康」では出てこなかった)、天海と川越の喜多院で会う場面(次に川越に行ったら訪問しよう)、臨終の場面などけっこう泣いた。

アドラーゼミの合宿の場所は、家康が眠る久能山の近くにしようかなどと妄想を抱いている。

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2週間あけての遠征は出雲へ。やはり2週間以上どこかへ行かないと、体がムズムズする。今回はJALのマイレージによる特典航空券。連休前とあって満席だった。

出雲空港から出雲市には行かずに、逆方向の松江駅に。直行バスで30分。そこから歩いて15分で島根県立美術館。宍道湖のほとりにたつ素敵な美術館だ。2回目の訪問だが、今回の特別展は新版画。

「Jobsが愛した新版画」というキャッチだが、本当にそうらしい。「スティーブ・ジョブズ 「美」の原点」という次の記事に詳しい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210701/k10013110911000.html

とりわけ川瀬巴水(ハスイ)の新版画が本当にたくさん展示されていて、素晴らしかった。閉館が18:30で、入ったのが17:30。しかも常設展も回ったので、駆け足だったけれどもよかった。新版画はその摺る手間が半端ない。その手順のビデオも見たけど、そこでは一枚完成するのに40回擦っていた。


美術館を出ると暗い小雨。そこから歩いて、一畑電車の宍道湖温泉駅へ。各駅停車で電鉄出雲市駅まで1時間弱。

ホテルは東横イン出雲駅前。これもポイントが貯まっていて、2泊分は無料となった。東横インは無料なのに宿泊代分の領収書を出すんだね。出張費精算があるビジネスマンのことをよくわかっているな。

【Youtube】「年金トーク!」

2024年2月21日(水)

Youtubeで「年金トーク!」というチャンネルがおすすめに流れてきたので見た。それにしても、私にとってタイムリーすぎる。YoutubeはGoogleとつながっているので、検索履歴や私のプロファイルからおすすめを出しているのだろう。なんか悔しいが、これがインターネットだ。

https://www.youtube.com/@nenkin-talk

ともあれ、「年金トーク!」の動画を2-3本見た(見るんかい!)。いや、面白いね。梅子さんという人がインタビュアーなんだが、丁寧で好感が持てる。インタビューは15分程度だけど、80歳越えのおじいさんがうれしそうに話しているのも面白い。何も話すことなんてないよ、といいつつ、やっぱり話は出てくる。

質問内容は定型的で、年金額から始まり、やっていた仕事、居住形態、趣味、政治に言いたいこと、若者へのアドバイスと続く。こういうインタビューもいいよね。何十年か経ったら、貴重な資料として残っていくかもしれないし。

【JSET】学習者のための評価

2024年2月20日(火)

3月2, 3日(土・日)に熊本大学にて日本教育工学会(JSET)の春季大会が開かれる。その「重点活動領域セッション」で下記のような企画で指定討論者をする。これで、しようと考えていた口頭発表は次の機会に回した。

【学習評価部会】
* 日時:3月2日(土)13:30~15:20
* 登壇者:杉浦 真由美(北海道大学),岩田 貴帆(関西学院大学), 近藤 孝樹(東京理科大学),沙 華哲(北海道大学),遠海 友紀(東北学院大学), 甲斐 晶子(青山学院大学),長濱 澄(東北大学)
* 指定討論者:向後 千春(早稲田大学),重田 勝介(北海道大学)
* 概要:学習評価部会(第2期)では「学習者中心の評価」を主要なテーマとして位置付け,活動を推進していきます.そこで,本セッションでは,学習者中心の評価に関する近年の研究動向について概観した上で,指定討論者とともに「新たな学習環境において学習者の理解度や学習の進捗状況は,どのように評価され,フィードバックを通して改善されるか」を主なテーマとして,具体的なアプローチやベストプラクティスについて議論します.

その事前打ち合わせをZoomで行った。「学習者のための評価」をどうするかというテーマなので、私は、「テストだけが評価ではない」という主張をすることにした。テストから受けるフィードバックはたいてい遅くて不十分なので、それ以外の即時の細かなフィードバックが学習者の学習動機づけを維持するのに役立つと思っている。

具体的には、大福帳や毎回のショートレポートや相互評価などがある。こうした機会を意図的に授業に組み入れることで、明示的に評価されているという感覚なしに動機づけを保つのに役立つのではないか。