KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【JSET】学習者のための評価

2024年2月20日(火)

3月2, 3日(土・日)に熊本大学にて日本教育工学会(JSET)の春季大会が開かれる。その「重点活動領域セッション」で下記のような企画で指定討論者をする。これで、しようと考えていた口頭発表は次の機会に回した。

【学習評価部会】
* 日時:3月2日(土)13:30~15:20
* 登壇者:杉浦 真由美(北海道大学),岩田 貴帆(関西学院大学), 近藤 孝樹(東京理科大学),沙 華哲(北海道大学),遠海 友紀(東北学院大学), 甲斐 晶子(青山学院大学),長濱 澄(東北大学)
* 指定討論者:向後 千春(早稲田大学),重田 勝介(北海道大学)
* 概要:学習評価部会(第2期)では「学習者中心の評価」を主要なテーマとして位置付け,活動を推進していきます.そこで,本セッションでは,学習者中心の評価に関する近年の研究動向について概観した上で,指定討論者とともに「新たな学習環境において学習者の理解度や学習の進捗状況は,どのように評価され,フィードバックを通して改善されるか」を主なテーマとして,具体的なアプローチやベストプラクティスについて議論します.

その事前打ち合わせをZoomで行った。「学習者のための評価」をどうするかというテーマなので、私は、「テストだけが評価ではない」という主張をすることにした。テストから受けるフィードバックはたいてい遅くて不十分なので、それ以外の即時の細かなフィードバックが学習者の学習動機づけを維持するのに役立つと思っている。

具体的には、大福帳や毎回のショートレポートや相互評価などがある。こうした機会を意図的に授業に組み入れることで、明示的に評価されているという感覚なしに動機づけを保つのに役立つのではないか。