KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【色々】JMAM/アドラーゼミナール/無藤先生の4の法則

2024年4月2日(火)

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)からインストラクショナルデザインのワークショップの依頼があったので引き受ける。新任の講師などが対象で、5月に3.5時間の対面でやることにした。新規の依頼は引き受けないようにしているのだが、以前からのお付き合いがあるので引き受けた。

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早稲田大学エクステンションセンター中野校からの連絡で、

「春学期「アドラー心理学ゼミナール」の宣伝をありがとうございます。おかげさまで現在23名の方がお申込みで、ゼミ講座の中で断トツの1番人気講座となっております」

とのこと。ありがたい限りです。4月13日(土)の開講が楽しみです。

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Facebookにて無藤先生から私の記事に対する反応があったので、再録しておこう。Facebookは検索がしにくいので。

隠居日常 執筆ルール、4の法則

(早稲田大学の向後千春さんが「200字/1000字/1万字の法則」というのを提唱しています。
200字の段落 これを5つで
1,000字の節 これを7つで
10,000字の章 これを7つで
一冊の本
というのです。)

 それに倣うと、私の場合は、4の法則でしょうか。
 小さなアイディアを400字で書く。
 それをと4つ連ねてまとまりのある議論として、それを節とする。400字4枚。
 その節を4つまとめて、章とする。16枚。
 その章を4つ書くと、部になる。64枚(2万5千字ほど)。薄い本である。
 その部を1つないし3つくらいで1冊の本となる。64枚から200枚程度。
 ほぼそうやって本を書いています。
 日々節単位で書いて、月に16日書けば、1ヶ月で64枚になるので、薄めの本くらい。4ヶ月続ければ相当に厚いものになるが。実際にはそこまで書けないで、調べたり、アイディアを練ったり、忙しくてできない日もあるので、月に8日書けば、2ヶ月で薄めのもので、半年でかなりの長さになる。
 文献を読んだり調べたりの時間がかなり掛かりますが。それを入れても1年あればなんとかなるだろう。
 日頃からアイディアを考えるのが大事で、それは合間に記す。電車で、歩きながら、文献を読みながら、論文から刺激され、また誰かの投稿で考える。それをメモする。話しをするとか、会話する、講演やシンポジウム、質疑などは特に役立つ。
 引用文献がどの程度入れるかによるが、それなりに書き抜いたメモを作っておくと、それをそのまま入れ込むか、あるいは部分的に言及するか、やりやすくなる。その分は上記の枚数に入っていくだろう。
ある程度できたら、見直して、加筆し、足りないところを書いていく。全体の趣旨を考え直す。
核となるアイディアが肝心で、実はそこに至るのに何年もかかったりしますが。

【博士】博士論文審査の申請を5人から受けた

2024年4月1日(月)

新年度のスタート。長女は結婚して(結婚式なし)、次女は就職して、ふたりとも横浜の方(場所がよくわかっていない)に行ってしまったので、家の中が静かである。

私の方も、早期退職までちょうど1年間となる。ラストワンイヤー!

このように、最後の一年は心静かに終わりたいと目論んでいたのではあるが、この時点で博士論文審査の申請を5人から受けた。ちょうど11, 12人目の博士を出して、指導教員としても「成し遂げた」感を味わっていたのにである。成し遂げたというのは、「これで終わりにしたい」という淡い希望を含んでいた。ところが、である。

背景には、博論の中間審査の申請の条件が緩くなったことがある。現在の条件は、論文1本が投稿済み、もう1本が投稿準備中ということになっている。つまり、採録論文がゼロでも申請できるというのである。これはあまりにも緩すぎる。もちろん博論提出時点では最低でも2本のフルペーパーが採録されていなくてはならないのだが。

以前の基準は、1本採録済み、1本投稿済みであった。その前の基準は、2本採録済みであったのである。段階的に基準が緩くなったことがよくわかる。でも、大学が決めたのであれば文句は言わない。淡々とやるだけである。でも、言っておきたいことは、中間審査を受けることはスタート地点にすぎないのだということだ。そこから博士号取得までの道のりは、正直言って険しいことを覚悟してほしい。

【アドラー】アドラーゼミ2024Aの説明会

2024年3月31日(日)

アドラーゼミ2024Aの説明会をZoomで開いた。最大参加者は39人。関心を持っていただきありがたい。20分で開催の概要、残り40分で質疑応答をした。その結果、マガジン購入者は5人、ゼミプラン登録者は41人となり、合計で46人の参加となった。楽しみ。

いただいた質問は以下のよう。

* 初心者でもOKか →折りにふれ基本的なことを話すので大丈夫。
* レコーディングのみ視聴でもOKか →全く問題なし。
* エクステンションセンターの講座とのすみ分けは →エクステンションセンターではアドラーの全体を扱い、アドラーゼミではシーズンごとに大きなテーマを設ける。
* A面、B面の意味は →シーズンの区分け。2024年はAで「感情」、Bで「早期回想」をテーマとする。2025年は「共同体感覚」を扱う予定。
* 7月の合宿の場所は →まだ決まっていない。いい考えがあったら教えてください。