KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

初めてのアメリカ旅行

インフルエンザが流行っているというので、ビタミン剤を飲んで防御していたのだが(そんなんで効果があるのだろうか)、やはりかかってしまった。最初は腹が重く、胃がとまったような感じだったのでてっきり食ったものがわるかったかと思い、正露丸を飲んだが効き目なし。そのうちに熱がでてきて寝込むことになってしまった。しかし、妻の発言によると私は毎年、この時期、卒論提出が終わる頃に熱を出すのだそうだ。それで、あんまり同情されていない。また、予想されていたためか、水枕の用意など妙に手際がよく、気持ち悪いくらいだ。

熱を出すと、悪夢を見る。人を殺してしまう夢を見たりする。人を殺すとはこういう気持ちかという体験ができるので、これは貴重な体験ではあるが、楽しい体験ではない。二度としたくない。まあ、人殺しなど二度もする人はいないと思うが。さらに、「石井成郎のおもいつき」風に言えば、人殺しをするような人は、夢の中で人殺しを体験しなかった人に違いない。夢の中でも、一度人殺しを体験しておけば、絶対に現実にやりたくないだろうと思うからだ。ああ、いかん、余熱で、はちゃめちゃなことを書いているような気がする。

八つ当たり気味に言えば、二月は28日までしかないのがいけないのである。閏年ですら29日ではないか。30日あればなんとなく余裕のある気持ちでいられるのだが、28日で終わりなのだと思うと気ぜわしくていけない。これは明らかに錯覚なのだが、30日間と28日間では物理的な量の差以上の違いがあるように知覚される。だからつい根を詰めて仕事をしてしまうのである。それに加えて、今年はこれだ。

ラッキーなことに、短期在外研究の申請があたったので、アメリカに一ヶ月半行くことになった。3月1日から4月15日までの一月半だ(最後の日は日付変更線を越えてくるので帰国は16日になる)。こう見えても、アメリカは初めてである(いばることはないが)。あと二週間と少しになってしまったので、いいかげんフライトやら準備やらしなくてはいけない。というわけで、今週は短いけど、これでおしまい。タイトルに偽りあり、とはこのことだな。お許しあれ。アメリカからもニュースを送りたいのだけれど、どうすればいいか、思案中です。