KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

時差ぼけで早起き

今日でアメリカも6日目。時差ぼけもだんだん収まってきたが、日本では考えられない朝6時起きという早起きさんなのだ。信じられないでしょう。ということはまだ時差ぼけをしていることで、これが日本にいるときのように9時ぐらいに起きるようになると完全に体感時差がなくなったということになるのだが。

しかし、実際早起きになってみると、早起きがまったくいいものかというとそうもいえないような気がする。というのも、午前中から時間がフルに使えるのはいいのだが、昼過ぎ、2時くらいになるともうエネルギーがなくなってくるような気がするのだ。だから元気でいられる時間というのは早起きをしようが遅起きをしようがあまり変わらないのではないだろうか、と思ったりする。プロの早起きは昼過ぎになってもエネルギーが切れないのだろうか。

ジョージア州立大学へ

たまには研究教育に関係のあることをやらなきゃいけんと思って、今日はダウンタウンにあるジョージア州立大学(Georgia State University, GSU)を探検してみた。地下鉄の駅からすぐのところにあり、通りをまたいでキャンパスの建物があったりして、ちょっとせせこましい。神田の明治大学という感じか。大学センターという方をめざしていくと、生協風の本売場があったのではいってみる。本、ソフトウエア、文具、GSUグッズなどがあった。

中二階にはテキストブックコーナーがあった。ここには各科目のテキストが置いてあるのだが、そのなかでもUsedというシールの貼られた古本が一緒に売られているのでおもしろかった。本の棚をざーっとみてみてたが、それほど品揃えが豊富という感じはしなかった。この大学は法学が強いらしく、そのたぐいの本はたくさんあった。もしかすると学生はテキスト以外の本はあまり買わないで、そのかわり充実している図書館を利用しているのかもしれない。テキストコーナーのテキストはどれもみな分厚く、心理学のテキストを買おうとおもったがあまりにも重いのでやめにしたくらいだ。おもしろかったのは、「あなたが科目を登録する前に」という冊子が山積みで売られていたことだ。ビニールでパックされていたので中を見ることができなかったが、先生と科目の案内のようだった。楽勝科目とかが書いてあるのか?

コカコーラ館へ

アトランタにはコカコーラの本社があるので、コカコーラ・パビリオンが建てられている。GSUから歩いてここに着いたので、一人6ドルを払って入場してみた。各国の様子をつなぎ合わせた短い映画の中で日本の様子も出てきたのだが、みんな着物を着てコカコーラを飲んでいたのがおかしかったぞ。ここでコカコーラみやげをいくつか買ったので、それをもらったらここで買ったのだなあ、と思うように。

昼食はアンダーグラウンドという、店と食堂が集まっているところで、中華の店を選び、ライスになんだかよくわからない肉の煮込みをぶっかけたものを食べる。なかなかいけた。さらに歩いて、ピーチツリーセンターまで行き、夕食用にサラダとマクドナルドのハンバーガーを買い込む。

だんだん街に慣れてきたが・・

だんだん街に慣れてきたので、ときどき街の風景や行き交う人が優しく見えることがある。しかし、相変わらず、潤いのない街であるような気がする。ここではみんながんばって生きて行かなくてはだめで、さもなくばドロップアウトするしかないような感じがするのだ。日本のように「たら〜ん」として生きていくのはなかなか難しいのではないか。そのかわりがんばったらがんばっただけの見返りがある、ということが約束されたシステムなのかもしれないな。

潤いがないと感じるのはヨーロッパの町並みのように妙に古い建物や教会、石畳なんかがないせいかもしれない。特にアトランタは一度壊滅させられたのでそうだ。ぴかぴかのビルが多い。ヨーロッパの場合は古い遺産のおかげでけっこうたら〜んとして生きている人が多いように思うが、歴史の重みに耐えかねて神経症的になっている確率も高いのかもしれない。アメリカは自由だが、開拓者精神のようながんばりが必要だ。