KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

テニスが楽しい

 最近テニスが楽しい。忙しくて運動をする暇なんてなくって、とは、言うのも、納得するのも簡単だが、真実はそうではない。テニスをやることを決心すれば、時間なんていくらでもひねりだすことができるのだ。本当に。

 週一回のペースでも、それが継続するとテニスが面白くなってくる。今年はエルニーニョ現象とかで、雨が少ないのも幸いした。晴れると、ああテニスできないかな、などと考える。週間天気予報を注意深く見るようになる。自分の空いている日に雨が降らないことを祈る。しかし、せっかく晴れた日に限って、テニス相手が見つからなくて悔しい思いをしたりする。

 こうして、毎日がテニスを中心にまわり始める。これまでが、研究や大学の授業を中心にまわっていたとすれば、それが逆転する。いままでは仕事が中心で、テニスは遊び、付属品であった。しかし、今はテニスが中心で、仕事は背景なのである。こうして自分は新しい逆転の視点を得た。

 テニスが生活の中心だ。そう考えてもいいのだ。なんら不都合はない。何も仕事のために自分の人生があるのではない。まずテニスがあったってかまわない。仕事をちゃんとやっていればいいことだ。なんなら、テニスのために仕事しているんだ、と考えちゃったっていいのだ。そう考えたところで、怒り出す人もいない。たまにはいるかもしれないが、そういう人とはお友達にならなければいい。

 ときどき相手が見つからずに悔しい思いをしたので、テニス仲間拡大キャンペーンをおこなうことにした。一年生と二年生にメールで「テニスしませんか?」と送ったのである。かいあって、何人かから「やりたい!」との返事をもらった。うれしいことだ。こうしておけば、いつでも何人かは相手になってくれるだろう。しかし、できればラケットは各自で用意しておいて欲しい。ボールは持ってくるからさ。