KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

週末夫の日々

 先週から週末夫の日々である。妻の智子は子どものあいなとともに魚津の実家にいる。私は、金曜の夜に魚津に行き、日曜の夜に富山に帰ってくるということをくり返す。週末だけパパである。富山市から魚津市までは、国道で一時間弱、高速道路で三十分強の距離である。毎日通うにはちょっとしんどい。片道二時間の通勤が当たり前の東京地方の人には贅沢な、と言われるかもしれないが、東京が異常事態であるだけである。

 そんなわけで、週末だけパパをしている。生まれたばかりの子どもは実に正確な生き物である。おむつが濡れれば泣き、おっぱいが欲しければ泣く、眠りにつく直前にも必ず泣く。泣くことだけが、彼女に可能なコミュニケーションの手段だから、精一杯泣くのである。実にけなげで、いとおしい。ああ、人はこうやって男からパパさんになっていくのだろうな。今からこの子がいったいどんなことをしゃべり出すのか、楽しみである。実に親バカなところをさらけ出したところで、おしまい。もしかすると、この記事はこれまでで、いちばん短いのではないだろうか。