KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

Web日記学会設立記念オフ@吉祥寺

 やはりいい歳した男たちが十数名集まったオフというのは壮観であった。こうなんというのか「明るい材料がない」というような今の景気に似たところがある、などといきなり経済評論家になってしまうほどなのだ。ただ蓮太郎さんと新聞次郎さんだけは、お互いに「蓮太郎?」「新聞次郎?」と相手を指さしながらげらげらと笑い転げていた。「若いうちは、いい」と思いながら、私も横の人を指さしながら「ホソキン?がはははh」などとやってみようかな〜と思ったけど、ホソキンの顔をちらりと見てその計画を心の中にしまい込んだ。「やはりエイミさん、来た方がよかったよ。ホソキンはなかなかジェントルだし」とつぶやきながら会場のミスサイゴンへと移動した。

 オフは男だらけの重苦しい雰囲気の中で自己紹介から始まった。みんな日記歴が長い。日記を続けるということはここまで人間を気高くさせるものか、ということを実感した。「いい加減な毎日」「トイレの壁」「ちゃかぽこ日記(クールアンド日記改め)」「西葛西…」「裏文芸…」「慇懃無礼」「のざる日記」「つるぎ」「吐寫記」「わかば日記」「ホソキンの…」「自分更新日記」「よろずや談義」「偽名日記」と日記の名前が告げられるたびに「おおっ」という声とともに拍手が。しかし、そんな荘厳な雰囲気も、赤尾さんの「クールアンド日記の名前、使ってないなら、くれない?」という一言で一変した。それを聞いた別の人が「じゃ、私はわかば日記、もらおうかな」と、あたかも日記タイトルのフリーマーケット状態になってしまったのである。私は「恵のひとりごと」が欲しかったがなにぶんここにいないので無駄な想像であった。

 乾杯の音頭で、赤尾さんがWeb日記学会の設立を高らかに宣言した。長年待ち望まれた学会の誕生である。ベトナムビールはなかなかいける味だった。さっそく研究発表が行われた。そのダイジェストを書き留めておくことにしよう。これからWeb日記研究に手を染めようとする研究者のヒントになること間違いなしである。酔っていたのでこれらのアイデアを誰が言い出したのか失念してしまった。該当する方は、アイデア権を主張して欲しい。