KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

日記をいつやめるか

 他の人のWeb日記を読んでいると、思いがけなく「日記を一時中断します」とか「少し充電します」という休止宣言に出くわすことがある。あるいはまた、にゃにゃこさんのように1000アクセスに達したらやめるとあらかじめ宣言している日記もある。

 私自身は、書くのがつらいと思うときはあるが、まだやめようという気にはなったことがない(というかまだ3ヶ月しかたっていないから)。日記というよりも日誌の性格が強い「仕事日記」の方であれば、ずーっと続けられるような気がする。事実を中心にして、実時間に並行して書いていくのはそれほど負担や労力がかからないからだ。

 しかし、この多次元尺度日記は一応トピックを決めて書こうということにしてあるので、やはり書くのがしんどいときがある(というよりは考えることそのものがしんどいときがある)。特に、昨日のように子供が熱を出して生活ペースが少し変わったときなど、ちょっとした変化でしわ寄せが来るのはやはり日記書きのための時間ということになるわけだ。忙しくなったり、あわただしくなると考える時間が減るのだ。これは誰でもそうだろう。

 書くのがしんどいと思うときもある。そんなときには、「もうこれで日記はやめにしよう」と思うことにする。そうすると、「今日で最後なんだから、これだけは書いておかなければならない」という事柄が頭に浮かんでくる。結果として、何か書いている。明日また書くかどうかは気分次第だ。でも、今日書けたんだからそれでいいじゃないか。

 1000アクセスで日記終了、1ヶ月限定日記、旅行日記など終了条件が決まっている日記は概しておもしろい。それは終わる時が常に書き手に意識されているからだろう。---「いつかは死ぬからこそ、なにかやろうと思う」---フランクル『それでも人生にイエスと言う』(春秋社,1993)